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高性能エアライフルを末永く楽しむために大事な事 を考えた!

2019-07-12
さあ、もう7月。  あと4ヶ月もすると今年の猟期が始まるんだ。
「今年こそ、狩猟デビュー! 」と考えている方はいちばん基本の「初心者講習」はパスして実際に猟銃を扱う「技能講習」に進まれている段階かな。
夏秋に行われる「狩猟免許試験」をにらみながら今シーズンから自分の相棒になる猟銃を決めてお巡りさんの所持許可待ち・・・
そんな状況ではないかと思うんだ。

「えっ!まだあと4ヶ月もあると思ってのんびりしていましたぁ!」 とナニもしていなかった皆さんはそろそろ今シーズンの出猟はあきらめたほうがいいかも知れないな・・・。よほどタイミング良くコトが進まないと今から準備してては間に合わないタイミングだ・・・。

・・・でも、エアライフルだったら「初心者講習」さえ終っていれば今からでもなんとか間に合うかもしれないよ。

最近では高性能なエアライフル、「プレチャージ銃」の中古品も出回るようになってきたから、今週末は銃砲店に飛び込んで所持銃を決めて手続き、週明けは即、最寄の生活安全課で所持申請だ!

最近の「プレチャージエアライフル銃」は性能がよくってサ、イノシシやシカのワナの止め刺しに使う人も多いし、中には単独忍び猟でシカを仕留めちゃう スゴ腕スナイパー な人もいるみたいだ・・・

エアライフルで鹿を一発必中で仕留めた! と自慢したら狩猟仲間達は驚いて、畏怖してあなたの前にひれ伏すこと間違いなし!

狩猟界の神伝説を手に入れることができる「魔法の道具」 それがハイパワーエアライフル・プレチャージ銃 だあぁ!!!







狩猟に興味のない方にとって 「プレチャージ銃ってナニ??」で終わっちゃうかもしれない。
だけど、狩猟を行う者たちにとってこの銃はとてもたいへんに気になる猟銃なのでございます!「友だち以上、彼氏未満」てヤツに近いかもっ!

プレチャージ銃というのは圧縮空気を使って高圧な空気で弾丸を発射できる空気銃の事で近年、急速に普及が進んでいる高性能エアライフルのことなんだ。

狩猟界の神伝説を手に入れることができる「魔法の道具」 それがハイパワーエアライフル・プレチャージ銃 だあぁ!!!  ってさんざん煽っておいて申し訳ないんだけどさ、とらはプレチャージ式エアライフルをイノシシやシカなどの止め刺しに使う事はちょっと疑問符、大物猟に使う事には大変に否定的なんだ。

狩猟者の教科書「狩猟読本」を開いて 狩猟に関する法令、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣法)」を読んでみても「猟法の禁止」のなかにエアライフルを使ったイノシシ、シカの止め刺しと狩猟を禁止する言葉は出てこない(※あくまでもとらの個人的な理解による解釈ですよ)。
・・・つまり、エアライフルをイノシシ、シカに対して使っても法律上は罰せられる事はなさそうだ。(※あくまでもとらの個人的な理解による解釈ですよ)。


だけど、エアライフルと装薬銃ライフルの獲物に対するパンチ力を比べてみると次のような歴然とした違いがある!

エアライフル:口径6.35mm から発射される弾丸の重さは 約33gr( gr グレイン 麦一粒の重さ= 33麦粒)
装薬銃ライフル:口径 30_06 から発射される弾頭の重さは 150gr ~ 165gr  (        = 165麦粒分 )


発射される弾丸の重さの違いだけで 5倍くらいあるんだ。 それを発射するスピードは装薬銃ライフルはエアライフルの3倍以上、
これだけの獲物に対するパンチ力の違いがあるんだね。

さらに大物猟のために特化した装薬銃ライフルは弾丸にもパンチ力を高める工夫がされている。
ライフルから発射された弾頭は獲物に命中すると弾が潰れて「マッシュルーム」のように開いて獲物の体内に留まってダメージを留めるんだ。 獲物を貫通してパンチ力を外に逃がしてしまわない工夫がされているんだな。

大きな獲物を着実に手中に収める工夫がされた装薬銃ライフルと鉛ツブを発射するだけのプレチャージエアライフル。
高性能でパンチ力があるといってもその力は限定的なので法律で禁止されていないからと言ってイノシシ、シカなどの大物はプレチャージ銃の使うべき対象物ではないと考えるんだ。

たまに 「エアライフルで鹿を仕留めたぜぇ! オレってスゴ腕! ひゃほぅ~ 」 と自慢する狩猟者の方がいる。
とらも大人だから正面から議論吹っかけてエアライフルで大物を狙うコトについて異議申し立てをする事はしないんだけれど、その一頭の鹿を仕留めるまでに何頭もの鹿やもしかしてイノシシをも 半矢で逃してしまっているんだろうか、という事を考えて胸を痛めているのでございます。
非力なエアライフルで大物を狙う為には目玉に弾を飛び込ませて脳みそを破壊しないと獲物は止まらない、という。
風のある屋外で30m先のヒヨドリを撃ち落す事も困難な中、目玉にうまく弾を飛び込ませる事は安定的にできる事柄なのだろうか?
目玉には飛び込ませた・・・しかし、すこし角度がずれていれば脳みそを破壊するには至らず、片目を失明をさせただけで取り逃がしてしまう事も多いのではないか? 目を狙ってずれて耳のなかに弾を飛び込ませてしまった!口を破壊してしまった!など怪我だけさせて取り逃がしてしまった動物はどうなるのか?
器官の一部だけ破壊されて痛みに苦しみ、エサもとれず苦痛にもだえ苦しみながらじわじわ衰弱し、ゆっくり死んでいくのではないだろうか??

とらも含めて狩猟を行う者は獲物になる動物を狩って彼らの命を獲るわけなんだけれど、彼らを憎んで命を取っている訳ではない。
命を取るからには彼らに無用な苦しみを味わわせることなく、確実な射撃と必要充分なパワーを持った道具を使って一撃のもとに仕留めるべき、だと思うんだよね。
その為の日々の射撃練習と狙うべき獲物に合った道具を使う事を心がけないといけないと思うんだ。

だから大物を仕留める事に非力なエアライフルは例え法律で規制されていなくても使うべきではない、と考えるんだよね。

弾頭
弾のサイズ比較 上から30_06ライフル弾 30カービン(模擬弾) 6.35mmエアライフル弾 5.5mmエアライフル弾 ボリュームの違いは歴然!

とらの手元にあった各種弾頭を比較してみました!
とらは基本、「購入した弾はその日で撃ちきる。」ため30_06ライフル弾の弾頭は付いていない。弾頭の大きさは想像してみてくださいね。
30カービンは非力でシカなどを撃っても取り逃がす事が多い銃で狩猟にはあまり使われない。 
下二つがエアライフル弾の6.35mm と 5.5mm弾なんだけれどこのふたつを比べてみても弾の重さ、ボリュームは大きく違う。

だけど、6.35mm と「非力」と呼ばれる30カービンを比べても弾頭のボリュームはこれまた違うね。

弾頭のボリュームに加えて弾を発射するパワーが圧縮空気と火薬の違いがある。

エアライフルと装薬銃のパワーの差は歴然だと思うからエアライフルを大物猟に使う事は適切ではないと考えるんだな。



では、ワナ、特にくくりわな にかかった動物の止め刺しに使う事はどうだろうか?

とらはこれもやっぱり慎重に、止め刺しは充分なパワーのある装薬銃を使うべきだと思うんだよね。
「とらさんはビビリぃ~ だなぁ!」 と思う人もいるかもしれない。
だけど、日々捕獲業務で彼らの断末魔に向き合う機会の多いとらとしましては、彼ら、特にイノシシの力を甘く見ないほうが良い、と思うんだ。  ワナから逃げようと暴れる野生動物のパワーは圧倒的だ。 

はこワナだったら自分の吻の骨が折れてあごが垂れ下がった状態になってもワナの鉄柵に突っ込んでくる。
くくりわなだったら脚を引きちぎってでも逃げようとする。 
はこワナでの止め刺しには電気ヤリを使う方が増えてきた。 行動範囲が限定されるはこワナなら電気ヤリを使うことがいちばん安全で確実だ。

行動範囲が広いくくりわなの場合は電気ヤリで二つの端子を同時に獲物に打ち込む事はなかなか難しく、経験がいる。くくりわなの止め刺しだとやはり装薬銃で仕留めることがいちばん安全だろう。

では、高性能エアライフルをくくりわなの止め刺しに使うことはどうだろう??
実際にくくりわなの止め刺しに高性能エアライフルを使っている狩猟者も増えてきているし、メーカーも弾の口径をこれまで一般的だった4.5mm、5.5mm 以外に6.35mm弾とかもっとその上の 7.62mm弾なんていうハイパワーのもの、「止め刺し使用」を前提にした銃も現れてきた!・・・こんな弾でキジやカモを撃ったら大穴があいて食べれる肉が減ってしまいそうだ・・・

このような重量のある弾を発射できる超・ハイパワーなエアライフルだったらイノシシの止め刺しに使う事もアリかな?とも考えるとらなのでございます。
しかし、どのサイズの獲物にも通用する、と考える事はちょっと危険かもしれないのでございます。

80kgサイズのイノシシの止め刺しにエアライフルを使ったけれど即倒せず、何発も撃ち込んでダメだったのでフォローに控えていた散弾銃で止めを刺してもらった・・・  そんな話も飛び込んできた!

やっぱり必要充分なパワーがない道具は危険な気がするナ。

銃による止め刺し、特にくくりわなの止め刺しは一発目が勝負なんだととらは思っている。
止め刺しを撃つ際には銃を携えて何気ない振りをして (殺気を消して) ワナにかかっている獲物に近づいて暴れない最短の距離まで近づいておもむろに発射! 
即倒すればいいんだけれど、外れて怪我だけさせてしまった場合、彼らは必死で突っ込んでくるし、50kg以下の身軽なイノシシは逃げ回って動くので狙いを付ける事が難しくなる・・・

これで脚を引きちぎって逃げてしまった、逃げた先にハイカーなどまったく関係のない第三者がいて怒り狂ったイノシシに大怪我をさせられた・・・ とか 突っ込んできたイノシシに狩猟者自身が牙で突き上げられて大怪我をした、などという事故が起こる事も想定できるよね。
そのようなリスクを最小限度にとどめる為にも高性能・ハイパワーエアライフルは無理のない使い方を 装薬銃以上に考えなくてはいけない気がする。

事故が続くとハイパワーエアライフルの所持規制が強まる事だって考えられる。 所持が「装薬銃に準ずる。」になるかもしれない! 
現に狩猟大国のニュージーランドでは高性能エアライフルで死亡事故が発生したため、それまで所持に登録が必要なかったエアライフルのカテゴリーから外れて装薬銃並みの「登録」が必要になったという。

装薬銃でさえ「所持許可」でなくて「登録」だけで済むなんて日本と大違いだけれど、そんなお国柄の国でも扱いが装薬銃並みに強まった、と云うことか。


2019年7月現在、日本では高性能エアライフルの事故でひとりの死亡者も出ていない( はず!)

高性能エアライフルを今の状況で心置きなく使い続けられるかは現所持者の皆さんが「ぜったいに事故を起こさない。」という強い信念でしか守れないと思うんだよね。

高性能エアライフル、プレチャージ銃でハンターデビューを目指す皆さまはまずはエアライフルに適した獲物、鳥類を狙って腕を磨く、獲物までの距離や風がどのくらい着弾に影響を与えるか、などをぜひ把握して高性能エアライフルの限界を知って欲しい。

そのうえで大物猟や大型の鳥類を臨むのであれば装薬銃にステップアップして進まれて欲しいのでございます。

今シーズンも安全狩猟でグッドハンティング!  でございますよ。
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