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夏休み東北ひとり旅 ~YHに泊まってみた!

2018-08-24
YHって ナニ ?   という方も多いかもしれない。

YHは 「ユースホステル」 の略で低料金で泊まれる若者向けの安い旅人宿のことなんだ。

詳しい設立、発展の経緯は省くとして、旅行好きなドイツで生まれて世界中に若者の旅を応援する崇高な目的をもった宿として世界中に広まっていったんだ。 →ユースホステルとは

とらも紅顔の美青年だった数十年前まではよく利用させてもらって、それこそ日本全国のみならずアメリカ、カナダ、メキシコなんかのユースホステルにもお世話になって低料金の宿代で体を休めさせてもらった。

でも、最近は若者の数自体が減った事やビジネスホテルなどの安宿が増えたこと、そもそも若者のインドア派が増えて利用者激減、宿を閉じるところも増えてきた。

東京オリンピックや外国人の旅行者が増えているのにもったいない事だととらは残念に思っているんだ・・・






そもそもの始まりが 「青少年の健全育成」 的なところに目的があったんだけれど、海外でとらが泊まったユースホステルは規律がとてもゆるくて、いまで云うところの 「シェアハウス」みたいな感じだった。

相部屋宿泊は当たり前だけれども、若者から年配者まで集っていて食事提供もなし、食事時には三々五々宿泊者が台所に集まってきて仲間内で何か作って食べたり、ひとり旅のヤツはわいわい騒ぐ若者グループを尻目にむっつりしながらひとりで何か作って作って食べているヤツ、サンドウイッチをほうばった後、外に出掛けていくヤツ、など規律は緩くて、その分自由に自分の旅を楽しんでいる感じだった。 ・・・外国人のインバウンド旅行の増加はYH復活の良いチャンスだと思うんだけれどな。


それまで日本のYHの規律正しい生活遵守!の規律に慣れていたとら、 曰く
夕食は6時にみんないっせいに食べます!、食後はみんなで集まって自己紹介しましょう、ハンカチ落としして最後は 
♪今日~の日はぁ~~ あーりがとおぉ~ また~逢う日までぇ~♪ を歌って終了!
明日朝早いんだから夜更かししないではやく寝なさい! 
あっ!そこのふたりでこっそり外に出ようとしているカップル!YHは不純異性交遊は禁止ですからネッ!

みたいな林間学校のノリのようなYHの生活に慣れていましたとらとしましてはその自由さにびっくりしたのでございます!

そんな窮屈なYHも長旅をしていると安い料金で風呂にも入れて寝床でぐっすり眠れるので重宝しました。
ビジネスホテルに泊まる発想はなかったな。 そんなお金があるんだったらもう少し長く旅を続けるか、遠くに行くかしたに違いない。
それにひとりで長旅しているといまと違ってスマホとかタブレットとかないから人恋しくなるんだよね!

いまなら長いひとり旅に出てもSNSとかで 「チトチワカン なう」とかやってコメントもらったり 100いいねっ!を目指したりと気が紛れると思うんだけれどその当時はケイタイもなくて、手紙か電話くらいしか旅の途中に連絡手段はなかった。

ちなみに海外で手紙を受け取るには立ち寄り先の日本大使館に予め手紙を送ってもらっておいてそれを受け取るくらいしか手段がなかったんだよね。

そんな旅の孤独を紛らわしてくれるのがYHで出会う同じ旅人だったりしたんだ。
・・・ほんの時たま、100泊に2回くらいの低確率でちょっと気になる異性にも出会えちゃうことがあったりしてね!
たいていは一方的な失恋に終るんだけれど、そんな出会いに味をしめて次の目的地のYHに向かう・・・という旅を繰り返していたんだナ。


カワヨグリーンYH
青森県三沢市の郊外にある 「カワヨグリーンYH」 広々とした牧場の中にあるYH

このカワヨグリーンユースホステルは30年前と20年前に利用していてそれぞれ懐かしい思い出がある場所なんだな!
30年前の学生時代最後の冬休みは「厳冬期・東北バイク一周旅」というのをやっていて厳冬の路面がアイスバーンカチカチの道をスパイクタイヤを付けたバイクで旅してて寄らせてもらったんだ。
YHの利用者もまだ多くてたくさんの旅人たちと楽しい時間を過ごせた。 「え、えっ~この冬にバイクでツーリングしてんですかっ!」とか驚かれてちょっと得意だったな!
出発の時には皆に見送って、旅の安全を祈る鐘を盛大に鳴らしてもらったりして嬉しかったな!

その後、北米に渡って約一年間海外をプラプラしていたんで日本でほぼ最後に泊まったYHと言っていい場所。

その10年後、いまから20年前にはほぼ新婚だった奥さまとその当時の愛娘の愛犬ハナちゃん3人でドライブ旅行でも泊まったんだよね。
20年前の頃はユースホステルの人気も低迷していた頃だったんでほぼ貸切で愛犬付きでも問題なかったんだけどにぎやかさはなくてちょっと寂しかった。

そして今回、このYHのコトはすっかり忘れていたんだけれど、三沢周辺で宿を探していたら偶然にヒットしたんだっ!
えっ!まだやっていたの?? という驚きも大きかったんだけれど、懐かしさに押されて宿泊を申し込んでしまった!!

・・・未だに夕食後にハンカチ落しとか、ユーミンの歌をみんなで熱唱!なんてやっているのかなぁ、と少し怯み気味に参加したんだよね。
さすがに頭も白くなりかけているのに若人に混じってのハンカチ落しや歌の熱唱は チト ツライ・・・


ちょっとドキドキで訪ねたんだけれど幸いな事に(残念なことに??) 宿泊者はこのお盆最中というのにとらを含めて3名、とら以外の2人は30代前半、とてもハンカチ落しを楽しめる面子ではなかったんだな。 
もちろん、「♂」 ばかりだったんで 「旅先で出会った淡い恋」なんかにも無縁だったんだな! 残念っ!

でも、30代の若者がヲヂサン心をよく理解してくれる気の効く奴らで話が弾んでとらもビールをおごってやったんだな!

さらにYHの世話をやいてくれる主人、「ペアレントさん」と呼ぶんだけどさ、彼が面白いヒトで、「明日でオレ、ここ終ってカタギに戻るから。実はカタイ仕事しているんだけど、ナイショ!」とか言ってそれまで隠し持っていたお酒とかおつまみとかゴソゴソ出してきてくれたんだっ!
「それならこっちもホンキ出しちゃうモンね!」とかいってそれぞれが個人の楽しみように隠し持っていたつまみやら酒やらを持ち寄ってきたんだ!!

ヘンな地酒やこだわりの強いつまみや想定外の美味いもの・・・YHで想定外の大宴会となってしまった!!  
健全育成をすべき若人がひとりもいなかったから別にいいよね・・・

いやぁ、楽しかったぁ!

割安な料金で泊めてもらえて、旅人同士の気安さで打ち解けてたくさん飲んで、訳のわからない珍しい各地のつまみを味わって・・・ YHっていい場所だなぁ! ビジネスホテル利用ではこんな出会いや楽しい思いはできまい。

若者が利用しないんだったら ヲヂサン世代の社交場として使いたいモンだよね!!




牧場ソフト!
カワヨグリーン牧場は観光牧場でもあります。牧場内のレストランにあるソフトクリームが大変に旨しっ!

大いに飲んで語った翌日、少々二日酔い気味だったんだけれど、三々五々、皆はそれぞれの目的の地に出発して行ったんだよね。
とらは少しゆっくりしてソフトクリームを食べてから出発だぁ!

このカワヨグリーン牧場、三沢市郊外の観光牧場としてけっこう支持を受けているみたいで施設内にはちょっとオシャレなレストランがあったり馬に乗れたり、パターゴルフのコースやバーベキューコーナーがあったりしてけっこうにぎわっているんだ。

それに比べてYHはオーナーの心意気で続けているようなんだけれど、客足は低迷している様子なんだ。
施設も旧くなっちゃっているし、あと数年でYHはどうなっちゃうか心配だな。




小川原湖シジミ取
最北の大きな湖、小川原湖はシジミの名産地


翌朝、YHを後にしたとらはそのまま北上して小川原湖に向かったんだ!

小川原湖は三沢市の郊外にある大きな湖。 自衛隊や在日米軍の演習場なんかもあったり、物騒な場所でもあるんだけれど、広大な湖なので同じ湖の対岸ではのんびり家族連れがキャンプをしていたり、漁師さんが魚を捕ってたりするのでございます。

夏休みの今、湖畔では家族連れがキャンプをしながら目の前の自由漁区の湖面でシジミ取りを楽しんでいるぞっ!
ここの漁協は太っ腹で家族に「入漁料」とかお金はとらないんだ。

自由に好きなだけシジミを獲っていってもいいんだ。

とらも試しにシジミ採りをしてみたんだけれど、夏場の暑いときは少し深場にいかないと採れないみたい。子ども達なんかは水着で水遊びしながらシジミを採っていたもんね。




水きれい
小川原湖の湖底は砂礫。 ドロではないのでシジミの殻の色も少し淡い色をしている。味わいも少し違うらしい・・・

ナイショのトップシークレットの話なんだけれどさ、あと数年後、とらは今のイノシシ捕獲の仕事が一段落したら、狩猟界の第一線からすこし退こうかと思っているんだ。
今はイノシシ捕獲のプロとして昨年は4人チームで700頭以上、数年間の累積にしたらスゴイ数のイノシシを捕獲したんだけれど、もうそろそろ、捕獲に特化した狩りは充分、おなかがいっぱい、という感じなんだ。

最近、よく思うんだけれど、食欲と一緒で「狩猟欲」にも限度がある気がするんだ。
食欲が満たされればその後にどんなご馳走がならんでも食欲はまったく刺激されない。
それと一緒で 狩猟欲にも限度があってその数に近づくとそれ以上獲物を求めなくなる気がする。
九州のある地域には猟師は1000頭のイノシシを獲ったらイノシシ塚を築いて鉄砲を置いて猟をやめなくてはいけない、という暗黙のルールがあるそうな。
1000頭の獲物、というのがヒトが生涯に得る獲物の限界数、猟欲の最大値なのかもしれない。

とらはもともと水産の人間で水産の学校も出ているんだけれどさ 「漁師」 になるはずが変換間違えで 「猟師」 になっちゃった!
イノシシ捕獲の仕事が一段落したら、次に狙っているのが本来の 「漁師」 としてのお仕事  「シジミ漁師」 なんだな。

その 「シジミ漁師」 として漁場を持つにあたってこの最北の湖、小川原湖はどんなもんだろう、という視察が今回の旅行の目的のひとつでもあったんだ。

シジミ漁をしながら畑を耕して養蜂を行い、猟期には 食べる分だけのイノシシやシカ、時にはクマも捕獲して美味しく彼らのお肉を頂く、そんな生活がとらの人生の着地点のような気がしているんだよね。

数を獲る狩猟はもう少しで終えるつもりなんだ。


・・・なんで、シジミなんだよ、 ですって??

うん、良い所に気が付きましたね!  漁師は気になる職業だったんだけれど、この歳になって荒波が迫りくる外洋にでてマグロ漁師なんかにはなりたくない! 修行も厳しそうだし、外洋で船のエンジンとか停まっちゃったら嫌だしね。

その点、シジミは湖にいてあまり動かないからすぐに獲れそうだし、万が一エンジンが停まってしまっても風に流されて対岸に流れ着けそうじゃありませんか!




にらラーメン
三沢のラーメン屋さんで食べた「にら玉ラーメン」が大変に美味しゅうございました! 値段も少し安い気がしたぞ

最北の湖、小川原湖から一旦、三沢に戻って、その後 十和田、奥入瀬経由で秋田県の鹿角に向かうとらでございます。
いよいよ今回の旅の興味の中心、クマの殺傷事件になった周辺の様子を見る旅に出発でございます!

その前に、ガッツりとラーメンの大盛りを食べて英気を養うとらでございます。

30年目の若かりし頃の旅人・とらは YHに泊まると朝食のご飯を目いっぱいお代わりしてその代わりにお昼ご飯は超・節約に励んだものでございますが、永い年月の末、懐まわりと腹回りに少し余裕が生まれまして、食べるコトが大きな楽しみのひとつとなってしまったのでございます!

朝ごはんもちゃんと食べますがお昼ご飯もちゃんとお金を払ってちゃんと食べるのでございます!

やっぱりせっかく来たんだし、今度いつ来れるかワカラナイから美味しそうなものを見つけたらちゃんとガッツり食べたいのでございます。
ボリュームたっぷりでピリ辛な にら玉ラーメンの大盛り、大変に美味しゅうございましたぁ!

昨晩の晩酌で疲れきった胃をしゃきっ!とさせてくれて食欲がわくとらなのでございます。


・・・30年前の少しの余裕でもあったら食費にまわさずに少しでも遠くに長く旅行を続けていたであろう 若かりし頃の とら がみたら 「堕落! 没落!旅人の風上にも置けないっ! 悲!」 と嘆くかもしれないのでございますが、これで良いのでございます。

人間、歳をとるというコトは こういうコト。 物事に寛容になるという事なのでございますな。
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