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ウチダザリガニを獲って食べてみた!

2018-07-31
念願のウチダザリガニを獲って食べてみました!

えっ!ザリガニなんて食べて美味しいの???   と疑問に思う方も多いかと思いますが、
ウチダザリガニはアメリカザリガニと違って「人の食用」 を目的に日本に輸入された生き物ですので、肉も多くて実は美味いのです。

日本にはザリガニを食べる習慣はありませんが 「世界でザリガニが生息する国でザリガニを食べないのは日本だけ。」と云われるくらいザリガニ食は実はメジャーなんですね。

アメリカザリガニだって本国のアメリカでは盛んに食べますし、北欧にだって食べる習慣があるのでございます。
 参照→ IKEAザリガニパーティー

ちなみに鹿やイノシシだって 「税金を使って有害捕獲した動物を食べもせず廃棄するのは日本だけ。」 だそうですよ。

命を奪うからにはちゃんと食利用して 「美味しかったです。 ごちそう様」 と喰い供養してあげないといけませんね!






ちなみにアメリカザリガニも食べれますし、とらも以前、味わったことがあるんだな!

アメザリブラックバスパエリア
お困り動物を食べる会主催の食事会に提供されたアメリカザリガニのパエリア 身は少ないけれどダシは利いてて美味しゅうございましたぁ!

とらが主宰する 秘密地下倶楽部 「お困り動物を食べる会」 では、イノシシやシカだけでなく、近年、増えすぎて自然環境や人の暮らしに様々な良くない影響を与えている野生動物を獲って食べてしまおう、 
駆除して退治するだけでなく、 食利用をして 「喰い供養」 してやろう、という趣旨の集まりなのでございます。

日本は第二次世界大戦に負けてとても貧しくなった戦後の復興期に食料目的で様々な海外の動物たちを輸入して 野に放してきた経緯があるんだ。

今の時代では考えられないけれど、「在来生物」とか「地域固有種」とかいう考えはなかった。 国民の胃袋を満たすことが最優先の時代があったわけなんだね。

アメリカザリガニは当初、ウシガエル(食用ガエル)のエサ用に輸入されたんだけれど逃げ出したり、捨てられたりしたものが全国に広く定着してしまった。
ウシガエル自体だって食べる食文化は定着しなかったから いまでは文字通り 「野放し」状態だ。

今、田んぼの稲の食害でおおきな問題になっている ジャンボタニシだってフランス料理のエスカルゴのように食文化が定着する事を狙って輸入されたものが結局失敗、誰も利用せず増えすぎて被害をだしている、ということなんだ。

日本はこれまでホントウに様々な動植物を輸入して食利用を試みてきたんだよね。

変わったところではチュウゴクオオサンショウウオ。

日本のオオサンショウウオは特別天然記念物で獲って食べるコトはできないんだけれど、中国からオオサンショウウオを輸入して食用を目指したんだよね。
食利用が定着しなくて 逃がしたり逃げたりした個体が 日本の河川で繁殖してしまって日本在来のオオサンショウウオと交雑してしまうなど将来に渡る大きな影響をだしてしまった・・・

元もとの原産地では環境の悪化で希少動物となってしまっているのに交雑が進んだ事もあって送り返す事もできない・・・


他にも レジャーフィッシングのために放流されたブラックバス、コクチバス、農業資材として輸入され、日本在来種と交雑してしまったセイヨウマルハナバチ、ペットとして輸入され野外で繁殖してしまった ワニガメ、 カミツキガメ、ミドリガメ プレコやガーパイクなどの様々な熱帯魚たち・・・   

本来の生息域ではない場所で繁殖して在来の生物達を駆逐していっている・・・ 良い事ではないよね。

解決すべき外来種問題は山積だ!

だから、とらは 「鉄腕DASH」の新企画 「グリル厄介」は全面的応援なんだ!
応援しちゃうよっ! → 鉄腕DASH ・グリル厄介

最初の放映を見たとき、 「お困り動物を食べる会」のパクリなんじゃないの?? とか思っちゃたんだけどさ、とらがひとりでチマチマやっていても「外来種を食べて環境保全しよう!」と言ったって広まらないようね。

やっぱり影響力のあるマスコミがこのような獲得目標ある番組をどんどん作っていって欲しいんだっ!




ウチダ塩茹で
ウチダザリガニ 塩ゆで 特定外来種に指定されているウチダザリガニは生きた状態では移動できません

とらは独自で自分ができる範囲で 「環境保全のために増えすぎた野生動物を食利用しよう!」という活動を続けていくんだな。

今の注目株が ウチダザリガニ!

ウチダザリガニはもともと、北アメリカ原産の、 アメリカザリガニより冷水域を好むザリガニなんだ。
高級食材のヨーロッパザリガニの代用品に使用される事も多くて実際、大柄で肉厚で食べて美味しいザリガニなんだ。

日本への導入は国主導で移入が試みられたらしい。  しかし食利用は進まず逃げ出したり、スポーツフィッシングのバスのエサとして密放流が繰り返されたりして日本の各地に生息域を拡大していった様子。

冷水域を好む為にアメリカザリガニより生息域は拡大しないみたいだけれど、ウチダザリガニが感染しやすい病気が、同様の生息域を好む希少な日本固有種のニホンザリガニにも感染しやすく、ニホンザリガニがこの病気に罹ると100%近い確率で死に至る、ということで 「外来種ワースト100」に挙げられている生き物なんだ。

北海道や東北の河川や湖沼に分布を拡げていて、とらが潜伏する東北某県の狩猟アジトからクルマを飛ばせば2時間でつける裏磐梯にも生息域が拡がっているんだ。

とらはアジトを構えた時点からウチダザリガニの捕獲を目指していて足掛け3年、ようやく捕獲の手応えを得た、という感じだ。

根っからの捕獲者のとらに 捕獲のコツを摑まれて ウチダザリガニにはご愁傷様としか 言いようがないのでございますが、
これからしばらくはヒマを見つけて裏磐梯通いをしてウチダザリガニ捕獲に精を出そうと決めたんだ。

料理は同じく狩猟アジトの仲間で料理好き、酒好き、宴会好きな仲間がいるのでいくらたくさん獲ってきても持て余す事はまずない、有効利用は任せておけっ!! なんだな!






内田だし

ガラからじっくりダシをとります! 

ウチダザリガニはアメリカザリガニに比べて身が詰まっている方なんだけれど、それでも肉だけ食していてはちと満足が少ない。 それにウチダザリガニは内臓や殻周りが美味しいんだ!

だから身を食べた後のガラも捨てずに逆に大切に扱うんだな。

ガラを集めて細かめにカットしてセロリや玉ねぎなど香味野菜のスープの中に漬け込んでダシを取ってみました!

充分にダシを取った後のガラは不織布に包んでギュッと絞ってダシを取りきったら、パラリと塩を振ってお口でかみかみ・・・
旨みを吸引、絞りきって楽しんだら「ペッ!」と吐き出して旨みをすべて獲り尽くすのでございます。





ウチダスープ
ウチダザリガニのスープ ショートパスタを浮かべてボリュームを出してみました

まずはシンプルな塩こしょうだけで味を調えたスープでお味見をしてみるのでございます。
やっぱりザリガニといえば「泥臭さ」が心配だ。 ウチダザリガニは特定外来種なので生かしたまま移動させることができない。

捕獲した場所で茹でるか氷でしめるなどして息の根をとめなくてはいけない。 

本当は数日間、清水にさらして腸の内容物を出して泥臭さを抜きたいんだけれど仕方がない。
生きているうちにしっぽをちぎって腸を抜いてその後 速やかにシメてからアジトへ運んだんだ。


スープはしっぽの肉を除いた残りの内臓やガラ、殻を叩いて割ったものに熱湯をかけてダシをとったもの。ザリガニの味がストレートにでるから最初はちょっとビクビクだったんだけれど、泥臭さは意外なほど ない!! 美味しゅうございました。

ちなみに特定外来種を法律を無視して生きたまま運んだり、他の場所で放したりして生息域拡大に手を貸してしまった場合、以下の罰金をとられるから気をつけたほうがいい。

個人の場合: 100万円以下の罰金 または 一年以下の禁固刑

法人の場合:1億円以下の罰金   ・・・    ひえぇぇぇ~

「ひとり親方」のとらの場合、検挙されれば間違いなく 倒産、 解散 行き倒れ、 路頭迷い 、投げやり 人生悲観のコースを辿りそうでございます・・・

さすがに人生潰してまで イキのいいウチダザリガニなんぞ欲しくはないわっ!!!!! って思うよね。





内田リゾット
ウチダザリガニのリゾット 

スープを楽しんだ後にご飯を投入! さらにチーズとトマトをひとかけら投入してから塩こしょうで味を調えてみたんだ。

大変に旨し!

特定外来種のウチダザリガニはどんどん捕獲してどんどん食べて愉しむべきだと思うんだよね。

まだ普段の食生活が不安定だった時代には受け入れられなかった新しい食材でも、食文化が成熟して普段の食事には事欠かなくなった今の日本だからこそ、「新しい味」として受け入れられるに違いない。

今はこれまで知らなかった味を愉しむ精神的な余裕が顕れて来ている時代だと思うんだ。
食利用に馴染まなくて捨てられたり省みられなかったこれらの外来生物の食利用価値がこれからは輝いてくる時代かもしれないね!

とらは家畜をよく引き合いに出してシカやイノシシの食利用の有効性を比較するんだけれど、
まず家畜の運命はほぼ100% 「ヒトに喰われる」なんだ。

だけど野生動物たちはヒトの手におちる 「その日一番運の悪いヤツ」だけが狩られて命を落す。 ほかの普通の運勢の連中、約99%以上はさっさと人のワナや包囲網から逃れて命を繋ぐ事ができるわけだ。

また、家畜を育てる為の牧場や牧草地は自然林を切り開いて作った膨大な「自然環境破壊の跡地」が必要だ。
日本ではほぼ、まったく家畜のエサの原料となる大豆やとうもろこしは栽培されていないからそのほとんどが輸入品、よそ様の自然環境を破壊して、の栽培が必要 なんだよね。

さらに、自然環境を破壊して作った畑で育てた作物をコンテナ船に載せて地球の裏側から化石燃料を使って延々と運んでくる・・・そこにもまた必要なエネルギーは膨大だ。 
 ・・・いいのかな、こんなエネルギーの 膨大な 「ムダ」 を繰り返していて・・・

それに比べてイノシシやシカの捕獲に必要なエネルギーは軽トラックのガソリン代と弾丸を発射する為のわずかな火薬くらいだ。
それに、年々彼らは人里近くに進出してきているから軽トラックの燃料代も余りかからなくなってきているんだよね!

とらの知り合いのハンターさんは自分の家の庭や畑にシカが来るそうで、朝の畑の見回りついでにワナチェックもして捕獲があったらシメて家に戻って解体してから朝食を摂るそうな。 シカを捕獲する事は 「朝めし前」 だそうだ。 彼の場合、鹿肉を得る為のエネルギーは大変に少ないんだよね。

そろそろ環境問題と野生肉利用を一緒に並べて考えてもよい時代に入った、ととらは考えるんだよね。



以下のウチダザリガニの料理は知り合いのフレンチのシェフに とらが 「ウチダザリガニが 食べたい!食べたい! 食べたい!! 食べたい!!!」 と相当駄々をこねて調理してもらったものたちなんだ!

大変に美味しかったのでご参考に紹介だっ!

えっ! どこのレストランに行けば食べれるのか? ですって?

そこのレストランはオーナーシェフがひとりで切り盛りしているお店でシェフもシャイな方なので、申し訳ないんだけれど店の名前は出せないんだ。

それに、普段はウチダザリガニを使っていないんだよね。

とらのリクエストに応える為に わざわざ仕入先を探してくれたんだけど、こんなわがままを聞いてくれる料理人さんが知り合いにひとりいると人生の楽しみがぐっと拡がる気がする。

皆さんもひとりくらいはわがままを聞いてくれるシェフのお友だちを持つと楽しいと思うぞ。



ウチダザリガニブラン
ウチダザリガニの 「ブラン」 ぉフランス料理の一品でございます

ダシをたっぷり含んだソースにからめていただくウチダザリガニのお肉が絶品でございました


ウチダザリガニタルタル
ウチダザリガニのタルタル

食事で愉しむ「ムース」といった感じ。 中段のジュレはザリガニの卵が入っていた気がする。トップには尻尾のお肉、 皿のうえにのっているのは はさみの中のお肉でございますな。

もちろん、大変に美味しゅうございました!

とらの作れるウチダザリガニ料理はこんな高度な一皿を作り上げる事はできないんだけれど、「これだけ美味しい料理になる事ができる食材」と考える手応えを知っておくと獲得目標が見えていていいよね!
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