「ワナ」って実はスゴいんです。

2018-04-12
「狩猟」って聞いて
すぐに頭に思い浮かぶのはオレンジ色のベストを身に着けて猟銃を構えて獲物に狙いを付ける「銃猟ハンター」さんではないでしょうか?
猟銃という強力な武器、道具を携えていてカッコいいし、動きがあって目立つよね。

今で謂うところの 「インスタ映え」するってヤツでしょうか。 でも、実際にはあまりSNSとかに猟銃をアップするのは危険なので控えめに。
背景に道路とか映り込んでいると「路上でむき出し銃か?」と思われたり、そもそも度を越した銃との記念撮影は「目的外所持」を疑われるかも??



鉄砲を使った猟は当たり前だけれども、「ヒトが携わっていないと狩猟行為が始まらない」 んだ。どうしてもヒトが行動できる時間の制約や機会制約ができてしまう。

一方、「ワナ」はヒトがいなくても狩猟(捕獲)行為はずっと継続されるんだ。

許可を受けた場所、期間、対象獣であれば24時間体制で獲物を待ち続けさせることができるんだよね。

じつはこれってスゴい事だと思いませんか??






ワナ猟って、動きがあまりなくて地味な存在何だけれど、「獲物の捕獲効率」という面からみると、実はとても優れた猟法なんだ。

鉄砲を使った猟が、ヒトが活動できる範囲、時間帯の制限があるのに比べて、ワナは設置してしまえば 24時間態勢で 獲物を待ち続けるわけなんだね。

これをもしヒトに「24時間体制で獲物を獲って欲しい。」とお願いしたら大変だ!

寒いだとか 待ち続けるのはヒマだ~ だとか、 携帯つながるとこじゃないとイヤ!だとか 腹が減った! 風呂に入りたい!、 眠たい! 雨が降ってきたから今日はやめだっ! 差入れの飯が冷えている、鍋が喰いたい、とか10時と3時にはおやつを差し入れろ!チョコが喰いたい,せんべいは固くてイヤ、ロールケーキがいいだとか謝礼金をもっとよこせ、だとか果てしなくウルサイ事を言ってくるに違いない。
・・・まぁ、そもそも鉄砲は夜間は使えないから「24時間体制」の銃猟捕獲はムリなんだけれどね。

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寒い真冬の屋外でも文句ひとつ言わずに獲物を待ち続ける「ワナ」は捕獲効率がとてもよろしい。

それに比べてワナさんは雨が降っても雪が降っても、冷たい木枯らしが吹きつけても 文句ひとつ言わずにじっと24時間、寝る間もなく獲物を待ち続けてくれるんだっ!

ワナは許可を得た捕獲者一人当たり、30台まで掛けることができるので、とらたちはよく 「ワナは文句も言わない従順なタツ(待ち場で獲物を待つ射手)30人が24時間体制で獣を待っているようなもの。」 と表現するんだ。

それだけ捕獲の効率が良いというコトなんだねっ!



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イノシシ用箱わな

「畑のオブジェ」と化している箱わなもたまに見ますが、イノシシ用箱わなは安全性も高く、畑まわりなど人の活動域の近くに置かれることも多い。
ヒトの子どもたちだって 「これはなんか近づくと良くなさそう・・・」って判るものねっ! とらだってワナの中に入って遊ぼうとは思わないぞ。

ワナの弱点は 「獲る予定以外の動物も掛ってしまう」事。 
鉄砲を使った猟だと目的外や捕獲できない動物が来た時は狙わなければ良いだけだけど、ワナはトリガーを反応させた動物はとりあえずなんでも獲ってしまう。
ただ、この箱わなは扉を開けてやれば逃がすことができるので目的外捕獲(錯誤捕獲)の動物への対処もラクなのだ。(クマは除くけどね)




通報機
通報装置 ワナの扉が落ちると通報装置のスイッチが入って担当者にメールが届きます。

今の日本では野生動物の農業被害や人の生活圏でも個体数が増加して野生動物との軋轢が多数発生しているのはご存じの通り!

増えすぎた野生動物の頭数調整に力を入れなくてはいけないんだけれど、猟銃所持の審査などは緩和される事はまず、なさそうだ。
勢い、野生動物の捕獲は猟銃よりもわな猟の方に力点がシフトするし、様々なメーカーがワナ猟フォローの為の機器の開発に力を入れているんだ。

ワナ猟は捕獲をサポートしてくれる 「周辺機器」 の発達が目覚ましいんだっ!


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自動通報装置でワナが作動するとこんなお知らせが来ます。

この時点ではワナの作動だけを知らせているだけだから、何がワナを反応させたかは判らない。

また、「電池切れ」という事態とも無縁ではないからエサの補充とワナ周りの状況把握のためにも小まめな見回りはやっぱり欠かせないんだな。



罠メンテ
くくりわなのお手入れ くくりわなは本体がほぼワイヤーでできているので設置が楽ですが動物の行動を読む洞察力が必要

くくりわなは捕えようとする動物の行動を読んで 「どこを通って、どこに足を着くか?」 といった洞察力が必要な猟法なんだな。

足跡やけもの道脇の草木のこすれ具合などから相手の大きさや行動様式(単独 or 群 or 家族?)を推測する想像力が必要なんだよね。

また、箱わなとくくりわな どちらも同じ 「ワナ」なんだけれどこの2種のワナは獲物へのアプローチがまったく違うのが面白いところ。

箱わな は みるからに自然界の中に「異形」の物体が鎮座しているわけだから動物たちが警戒心を持って当たり前。
箱わなは動物たちの 「警戒心を解く」 工夫が求められる猟なんだ。

いっぽうくくりわなは、けもの道の中の自然物に紛れ込ませて油断をさせて捕える猟法なんだ。
くくりわなは動物たちの 「油断を誘う 」 工夫が求められる猟なんだナ。

それぞれ設置の工夫は違うのだけれど、共通しているのは 捕獲者の知識や経験を踏まえていろいろな工夫ができる猟法だ、という事かな。
ワナ猟は自分なりの工夫が試せる 自由度が高い猟 といえると思うんだよね。



だけど、そんな「自由度」が高いワナ猟でもいくつかのハードルはやっぱりあるんだ。

・ワナを作動させたら毎日一度はワナの見回りをしなくてはいけない。

・獲物が掛ったら、止め刺し(とどめを刺して殺す事)をするために、結局猟銃が必要? またはハンターさんにお願いしなくてはならない。

・いつ獲物が掛るか判らないから勤め人には難しい・・・

そんな、こんななハードルがあってなかなか新たにワナ猟を始めよう、という人は限られてるのだけれど、「自由度の高いワナ」だからこそ、自分に無理のないワナの仕掛け方も考えても楽しいよね。

例えば週末だけしかワナの見回りができない人は、仕事から帰った金曜日の夜から稼働させて、日曜日の午後に停止させる「週末トラッパー」になる事も可能だ。

ワナを停止させている平日の間だって、下準備に使えるから捕獲作業は継続中!無駄な時間ではないんだぞっ!
平日は出勤前にその周辺の様子をみたり、餌を撒いておいて安心させて引き付けておく、「誘引」に使えるよね。

また、「ハンターの知り合いがいなくて猟銃使用ができない。」 「銃には抵抗感があって・・・」 「守りたい畑が銃猟禁止区域にあって えへへっ・・・」 という方もいらっしゃるかもしれない。

銃を使わずに安全にイノシシを止め刺しする方法もあるのでございます。

そんなワナ猟の魅力を身近かに感じてもらおう! という企画をゴールデンウイークに行おうと思います。

とらはこれまで狩猟期間中にエアライフルを使った狩猟体験企画を行っていたのですが、「狩猟期以外でも何かできないかな?」と考えていたところ、有害駆除で箱わなを稼働させている農家さんの協力を得られる事になったんだ!

今回、ゴールデンウイークに初「ワナ猟体験」を行います!


ゴールデンウイークのこの頃って 「今年こそ狩猟を始めるぞっ!猟銃の所持許可も取るぞっ!」と考えている人にとってモチベーションを上げるための大切な季節でもあるんだ。 
実際の手続きの煩雑さに触れて「やっぱ、大変だよなぁ~」と萎え始めた気持ちをガンガン焚き付けて狩猟免許取得になだれ込ませてあげたいと願うとらでございます。

実際の手続きに触れて浮かんだ疑問にも速攻ダイレクトに回答できるしねっ! とてもグッドタイミングな頃合いなのでございます。


企画の中には冬の狩猟体験企画で人気だったソフトエアガン(玩具銃)を使った銃の扱い方講座や実際に的を撃ってみる標的射撃体験、クレー射撃場見学もあるので、ぜひ、ワナ猟体験に来ていただいてワナだけでなく銃猟についての質問などもしてもらいたいな!

また、銃器を使った体験企画では猟銃に触れることができなかったので 「同行して観る」事に重きが置かれていたんだけれど、今回の企画ではより積極的にワナ猟体験に関わって頂くプログラムを開発したんだ!

ワナ猟に大切な事 狙う獲物の特徴、性格を読んで、その裏をかいたわな設置 」 を体感してもらおうと思うんだっ!
このプログラムでは実際に身近かにいる 「ある動物」 を狙ってワナの架設をしてもらって、実際に予測した通りの行動をして罠にかかるか を実体験するプログラム。
捕獲対象の「ある動物」の行動予測をして、実際にどう動いて結果どうなるか、を一通り体験できる実戦に即したプログラムだぁ!

ワナでこれまでに2500頭以上のイノシシを仲間4人と捕えてきたとらだからこそ思いつくプログラムだと自我自賛!
どんな内容かは当日のお楽しみなんだなっ!
※このプログラムは動物愛護法、鳥獣法、狩猟関連法令などには抵触しない、きわめて安全でワナ猟の魅力を体感できるプログラムです

企画の内容、申込み については以下をご覧くださいませ!!



※お知らせ!

今年のゴールデンウイークに人気の狩猟体験企画のわな猟編を行います!

とらは東北の某県を拠点に 2Pr 4人で年間600頭を超えるイノシシ捕獲を4年間続けているのでございます。
今回の企画ではそのわな猟のポイント、「ちょっとしたコツ」を皆さんに伝授したいと思います。

「田舎暮らしを考えていて畑の防除が必要。」と言う方や 「狩猟に興味があるけど猟銃所持には少し抵抗がある。」という皆さんはぜひご参加ください!

詳しくはこちらのホームページにて! ⇒  グッドハンティングHP 狩猟体験 ~ わな猟編 ~ をチェック!

沢山の応募をお待ちするのでございます!


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