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野生動物の管理捕獲の先にあるものは「共生」だと思うんだ

2017-11-29
とらはたまに 「講演」 をやるんだ。

狩猟や狩猟で獲れたちょっと変わった食材(カラスやカワウ、アライグマとかね)をオイシイよっ! とか言っているのが たまに講演の主催者サマの目にとまってお呼ばれする事もあるのでございます。

「・・・講演料はないんだけどサ、懇親会の参加費をタダにしてあげるから面白いコトしゃべれ。」 みたいな感じでほんの時たま好き勝手な事をしゃべらせてもらうんだ。

好き勝手な事をしゃべって、参加者の皆さんには楽しんでもらって、さらにタダでお酒飲ませていただけるのだから おいしい話じゃありませんか~






先週も猟期が始まって慌しい最中だったんだけれど、 とらが主宰するエアライフル狩猟クラブ、小さな獲物とも一発玉で勝負する精密射撃の精鋭たちが集まるその名も勇ましい、 「ぴよっこクラブ」 の新人練習会にあわせて帰京する機会があったんで登壇をお受けしたんだな。

その時の集まりは 「社会的起業を目指す若手起業家を応援しよう」という団体さんで、とらみたいな 「楽しいことしかしないもんね!」と宣言して生きている粗暴な人間が同じ会場に居てもいいのか?というマジメに社会問題に取り組んでいる皆さんの集まりだったんだ。

その回のテーマは 「食で世界を変える」 みたいな壮大なテーマで、とらの他には食料の循環で飢餓をなくそう!という素晴しい活動をされている方や、個人でワインの輸入会社を興した女性起業家、大手ワインメーカーでは扱わないような、フランスの片田舎の小さな蔵、それも地元の人々に長年親しまれているような無名だけど、本当においしいワインを輸入しに海外を飛び歩いているような方が紹介されていたんだ・・・。

ちょっと場違いな気もするけど、場の和み役かナ、・・・まぁ、狩猟活動が社会的な活動として認知されてもらえるきっかけになればいいや・・・そんな気持ちで出かけてきたんだな。

とらは3人の登壇者の2番目・・・ 「センター」ってヤツですかな、一番 場が集中してきたところでお話させてもらったんだ!

いやぁ~ 集まった皆さんの心に何か残ったかは判らない、ただ、 異形の人物 が普段の生活ではまったく触れ合う機会のない狩猟ってモノの社会的意義みたいな事をまくしたてていったナ・・・  くらいに覚えてもらえればまあ、いいかな、と思ったんだよね。

とりあえず無事に講演ってヤツは終ったんだ。


そして、お待ちかねのお酒呑み放題の懇親会でのこと。  とらは最初から飛ばしてお酒を楽しませてもらっていたんだな。

クイクイ お酒を楽しんでいたら、「インドのNPO活動を支援しています。」という方が声を掛けてくれたんだよね。

なんでも、彼が活動しているインドの山村では家畜のブタを狙ってトラが出没するらしい・・・社会的に弱い立場にいる現地の人々は害獣のトラを駆除する事もできず、ただ、ただ防御だけでトラの被害を受け入れているようだ。 

国際的な保護動物であるトラを「害獣」として駆除するわけにもいかない・・・ 場所によっては観光客が来る「観光資源」でもあるからね。
そんな保護獣でもあり、害獣でもある野生動物との共存手段の模索に野生動物を捕獲する技術を持った人間の活躍する場がある、と彼は力強くとらに訴えるんだ!

『とらさん(初対面のヒトでも「とらさん」って呼んでくれるんだよね!) の活動と技術は日本国内だけでなく、世界でも欲しているところがたくさんあるはずですよっ 』 って力強く励ましてもらえたんだな!

・・・そうかぁ~ そうかも知れないナ、そうだといいなあ!
  実はとらは狩猟に関して海外に目を向けたことはほとんどなかったんだ。
欧米の方が猟銃の取り扱いに対しては開放的だし、狩猟が生活に根ざしているから技術も経験も深い、日本人の出る幕はない、と思い込んでいたんだよね。

だけど、アジアやアフリカの野生動物対応ではこれまで欧米の活動家やコンサルタントが保護区設定などで関わってきただろうけれど、どうしても保護動物優先の施策になっていたんじゃないだろうか??

有色人種同士の目線の近さ、という面で 野生動物とヒトとの共生を考える知恵を出すことは猟銃の扱いに遅れをとっている日本人でも協力できる事は多そうだ。

そうかぁ~ 海外に目を向けると とらのやっている「野生動物捕獲管理」の技術を活かせるフィールドはたくさんあるのかも知れない。

このことは単にこれまでの地図上での野生動物保護エリアの区分け線引き、とか有害個体の射殺による被害低減、といった物理的な問題解決だけではなくて、
野生動物の被害を受けている村人たちとも話を交えて、どこまで野生動物たちに譲歩するか、ここのラインは超えられない、といったボーダーを確認、守ることに力を注ぐ、 「話し合いと調整による解決」を探る、という野生動物を殺す事を前提としない「動物と自然全体をひっくるめた環境保全」という新しい 「野生動物捕獲管理」の在り方につながるんじゃないか! と思ったわけだ。

トラやゾウは国際的な保護動物だから 日本で増えすぎているイノシシやシカのように「人様に迷惑を及ぼす輩は獲って喰っちまえ!」では済まないわけなんだよね。

酔いも醒める様な思いもよらなかった提案をもらって、「よっしゃ! イノシシの次のテーマはトラかぁ!名前つながりでトラと関わってインドで仕事探してみるか!」と思ってさっそく青年海外協力隊のHPを見てみたんだよね。

やっぱり、というか「当たり前」なんだけどさ、協力隊の仕事の中に「トラ、ゾウとの共生を目指す村落開発員」みたいな仕事はなかったんだよね・・・ 残念っ!

「トラ、ゾウとの共生を目指す村落開発員」みたいな仕事がなかった事も残念だったんだけどさ、もっと残念でショックだったのがとらの年齢では「青年海外協力隊」にはすでに応募ができないんだ! 

気持ちだけでも「青年」ではダメなのか!!

とらの年齢だと 「シニア隊員」って事らしいんだけれど、この名称には断固、拒絶感があるんだなっ! いや、絶対に認めたくない。

そんな、こんなでひと晩寝て酔いが醒めて冷静になったら 「この歳になって温泉と日本酒が楽しめない異国に行くのはしんどい、やめた。」と悟ったんだけどさ、 狩猟技術を持つと海外でも活動の範囲が拡がる、という事に気がつけたのは良かったな。


さあ、意志ある若者諸君! キミの狩猟技術と野生動物防御の知識を活かして国際的な希少野生動物を守る仕事にチャレンジしてみないかっ! 

と煽ってみる。

ヲヂさんも微力ながらそんな仕事への道をコツコツと開拓してお手伝いしようと思ったりするんだな。

まあ、狩猟者の開拓した道なんてケモノ道みたいなもんで、迷い道や落とし穴もあって奨められたもんじゃないんだけどね~



ちょっと早い2018年の初夢だったのかもしれない・・・






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