狩猟体験がメジャーになった?Ⅱ

2017-07-25
先日、 「速報!&吉報 !」 の勢いでお知らせした星野リゾートが宿泊客 向けに始める狩猟体験企画。

とらはある意味、感慨深げにこのニュースを受け止めたのでございます。


しつこいようだけど、記事の内容はこちら! →星野リゾート・狩猟体験ツアー

「狩猟体験」 がメジャー処リゾートの いちアウトドアアイテムに選ばれるなんて大変にスゴイことだと思うとらなのでございます!

だってこれまで 「アウトドア 」をウリにしてきた自然学校やネイチャーガイドの団体だってほとんどこの分野は手付かずだったし、
とらが 「狩猟を体験アクティビティに加えてみましょうよっ!」 と提案しても 「キワモノ」的にしか見てくれなかったもんね。

アウトドア雑誌のBE-PALは反応してくれて、いまだに狩猟が一つのコーナーとして続いている。 さすが、老舗。永く続くには目利きも必要というわけだ。

「私たちの組織はアウトドアのプロ集団」 を自認する組織の皆様は胸に手を当てて反省して、星野リゾートのチャレンジを見守るだな。






ちょっと自慢になっちゃうかもしれないんだけどさ、実はとらは日本で 「狩猟体験企画」 を始めたハシリの人間の一人かも知れないんだな!
 
試しにさ、 「狩猟体験」とか「狩猟ツアー」 でGoogle とかで検索すると相変わらずトップ表示されてると思うんだな。

「グッドハンティング!へようこそ!」 がとらが2013年から始めた狩猟関係のホームページなんだけどさ、
とら自身が手作り伝言板並みと酷評するホームページが Googleとかのトップに表示される事はおこがましくて、恥かしいんだけれど、つまりは他にまったくライバル、競合がいなかった証だと思うんだナ。

HPを開始した2013年頃といえば、とらは組織に「雇ってもらう」事からすっぱり足を洗って自分で何か仕事を作らなくてはいけなかった時期なんだ。

夏の富士登山ガイドやったりキッチンカーでシカのシチューを販売したりしていたんだけど、もう少しとらのやりたいことをダイレクトにやってお金を頂きたい・・・何すりゃいいだろう?? と悩んでいた時期なんだな!
良く言えば「第二の青春」で自己実現に悩んでいたとかそんなだけど、つまりは 「好きな事やってお金を稼ぎたい。」というムシのイイことを考えていたってコトなんだな。

そんな試行錯誤の中で、 「そういえば、数多あるアウトドアスポーツの中で『体験』ができないのは狩猟だけじゃないか?」というコトに気が付いたんだな。

スキューバダイビングだってテニスだって乗馬だって、本格的にやる前に必ず「お試し」ができるんだ。 試してみて「もっとちゃんとやってみよう!」と思う人は道具を揃えてスクールに通って・・・ということができるんだ。

とらはアメリカで お試し軽飛行機操縦までさせてもらったぞっ! まあ、9.11前の平和な時代のお話で、スカイダイビング修行で仲良くなったパイロットの個人的な好意のおかげですがね。

お試しフライト
さっそうと(??)フライトを楽しむ若き頃のとら・・・ さすがにちょっと恥かしいので目隠し入れて失礼っ!
「アメリカお試しフライト」で上空にあがったら教官が 「写真とってあげるよっ!」とか言って後の席に行っちゃった!
この時はさすがに焦った!  とら一人で 「 I have control  」宣言状態でございましたな。


話が逸れました。
しかし、狩猟に関しては 「お試し」的な受け入れ先がまったくなかったんだ。インターネットで検索してもわずかに単発でちょこっと巻き狩りを遠くで眺める企画があるくらい・・・  なにか、「お試し」をしてはいけない法律や不文律があるのかと思ってしまったヨ。

とりあえずできる限りの関係する法律を調べて、「猟銃に触れさせる事さえしなければ大丈夫!」 ※とら独自の解釈によります
という結論に至って手作りHPで 「狩猟体験やりませんかぁ~」って呼びかけたんだな。

そしたら初年度からけっこう反応があってとら自身が驚いた!

後から参加者さんから聞いたんだけど、その頃ちょうど「山賊ダイアリー」という漫画に人気が出ていてその影響だったみたいだ。
あと、ニワトリの解体ワークショップを行う女子のブログが炎上騒ぎを起こしたりと、世間様がなんとなく狩猟に興味を持ってくれ始めていた時期だったようなんだ。

そんな微弱な追い風を受けながらとらの狩猟体験企画は最初はイノシシ・シカの巻き狩り同行からエアライフルを使った鳥猟への同行へシフトしていったんだ。

シフトした理由はより安全に狩猟の入り口に触れてもらうためだったんだけど、いちばんの理由は狩猟体験ツアーのお客さんと一緒にイノシカ狩りのタツに付いていたら30m先をクマが駆け抜けて行った事だったんだな!

とら一人でクマと対峙して、結果 怪我したり最悪 殺されてしまっても「猟場に自ら赴いた自己責任」で済むかも知れないんだけど、体験ツアーのお客さんがクマに襲われる事は絶対に避けなくてはならない、そんな思いで巻き狩りへの同行ツアーを封印してエアライフル鳥猟に変更したんだよね。

そんなこんなで4年が経って、ツアー参加者の中からも散弾銃やエアライフルを持つ仲間が増えてきたんだ!

そんなエアライフルの仲間を集めた「ぴよっこクラブ」の活動もにぎやかになってきていい感じだ。

・・・しかし、とらが神奈川県の片隅で一人で 狩猟のイベントをやっていても大きなうねりにはならないんだナ。 
もっといろんな団体が各地で 「狩猟体験ツアー」とかやらないと 日本全体で「自然環境を保全するために狩猟が必要、野生肉を食べて応援しよう!」といううねりにはならない・・・。

最近になって各地で狩猟体験を行う団体が増えてきて、中には「危なっかしいなぁ・・・」とか思いながら見ているところもあったんだけど、概ね「いいことだよね」、と思っていたんだ。





だけど、一般の多くの人に知られていない、狩猟やアウトドアの小さな組織が散発的に狩猟を紹介するイベントをやっていてもなかなか大きな流れにはならないだろうなぁ~ もっとメジャーどころの誰もが知っているような組織がコトを起こしてくれないだろうか?? などと考えていたんだよね。

そんな中で発表された 星野リゾートによる狩猟体験企画開催のニュース!

これにはヒネたとらも正直に驚いたよっ!

星野リゾートといえば軽井沢発祥の老舗の旅館から始まって今では日本全国の破綻したリゾート施設の再生に乗り出している有名どころ。

・・・リゾート業は、大きなはこものに大勢の従業員を抱え、高級感の演出のために多大な資金を投入しなくては維持できない施設だ。
そんな業態の建て直しを請け負えるようなプロ集団だろうから緻密な計画や計算、たぶん、いろんな分野のプロたちが集まって魅力ある施設作りを喧々諤々議論するのだろう。

そんな議論、検討を経た末に 「狩猟体験をここの施設の自然体験のいちアイテムとしてお客様に提案しましょう。」という事になったのだろうね。
様々なプロ達の議論の末に選ばれた、という事に素直に喜びたいと思うのでございます。


・・・でも、 「狩猟体験」を検討する会議ってどんな様子だったかとても興味あるねっ! 会議キライなとらでも眠くならずに済みそうだ!
マーケティングのプロたちが様々なデータや表を駆使して手の込んだプレゼンをして、それを重鎮たちが黙って聞いている・・・。

そのうち「会社ブランディング部門」あたりのぶちょーが 「生き物を殺める現場に大切なお客様をお連れするコトはわが社のイメージを大きく傷付けることにつながりかねません!キッ! 」とか口火を切ったりしてね!

それに対して CSR担当ぶちょーあたりが
 「昨今、イノシカが増えすぎて元々ある自然環境にも大きな影響を与えていることは皆さんもご存知の通り。
適度な狩猟行為が自然環境を守ることにつながり、狩猟者の社会的役割りが見直されていることは 『とらログ』 のとらさんもブログで再三、声高に主張されている通りであります。
自然環境に寄与し、食べ物の始まりの現場に立ち会えるこの企画は斬新できっとお客様の理解も得られ、星野リゾートの新分野へのチャレンジする姿勢は社会的にも高く評価されることと考えます。」 とか反論、推進したりしてね!

喧々諤々の会議の末に 親方がおもむろに 「狩猟体験を新しい自然体験プログラムに迎えよう。」みたいな結論をくだしたんだろうか? NHKの「プロフェッショナルの流儀」みたいなかんじでねっ!  あのBGMが聞こえてきそうじゃぁ、ありませんか!

妄想をおおきく膨らませるヒマなとらではございますが、まずは安全第一で狩猟体験企画を実施、ブラッシュアップをして欲しいと願うとらでございます。

星野リゾートの取り組みの推移をみて、ほかの自然体験企画を求めている様々な分野の会社が狩猟をテーマに新たな企画を取り入れ、追随をするかもしれない。
狩猟と狩猟で得られた野生肉にもっと関心が高まり、理解が深まることを期待するとらでございます。

・・・狩猟者の皆さんもこれからいろんな組織から 「狩猟体験企画の講師になってください。」 とオファーが来るかもしれないね!
くれぐれも天狗になって 「やんちゃヲヤヂのうで自慢企画」にならないよう注意が必要だね!

・・・それにしても・・・  いくらなんでも・・・

星野リゾートの狩猟体験、参加費お一人様 35000円は高すぎるんじゃなくなくない??

前後泊したらとんでもない金額になってしまってとらには手が出ない世界なのでございます!



お忍び偵察しようにもできないよ・・・ううっ 悲っ!



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