とらは 時に美酒に酔うんだな!

2017-06-26
とらは東京に家があるんだけどさ、普段はあまり寄り付かないんだよね!

東京には鹿やイノシシなど とらが追っかける対象がいないから 東京にいても仕方がないんだ。

たまぁ~ ~ に東京の我が家に 出 頭 するんだけどさ、子どもたちは「異分子が紛れ込んできた。」みたいな顔をするし
奥さんも「アッチでもっとゆっくりしていればいいのに・・・。」みたいな感じだし、愛犬のりんちゃんは 「散歩係がきた!」程度にしか扱ってくれないからあまり東京に長居はしないんだ。

少なくとも捕獲の現場にいれば 「とらさんの誘引と止めの技術、盗みたいっす!」というヤツがいるから少しは大きな顔ができるんだよね。
東京にいると、「我が家」のハズなんだけど、なんとなく気分は 「アウエイ」 なんだな!

そんなかわいそうな とら でもいそいそ東京に出かける事があるんだ!!






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とらの東京のアジト。 いつもかならず美味しい野生肉料理を食べさせてくれる場所なんだ。

いそいそと出かけた先は都内にある某フランス料理屋さん。いつも美味しいジビエを食べさせてもらっている。

シェフはとらの狩猟の知り合いで自らも狩猟を行うんだ。 いつもとらのわがままに付き合ってもらっていて、食事会イベントを開催してもらったり、いろいろ相談に乗ってもらったりしている。




この春、しばらく音信が途絶えていた友と久しぶりに連絡がついて 「飲もうや」 という事にしたんだよね。

しばらくぶりに会う猟友だ。 
いつもの格安居酒屋で会うわけにもいかない。シェフにも紹介したいし・・・という事で 「折角だからうまいモノを食べようや」、という事になったんだな!



狩猟の教科書
昨年、猟友が世に送り出した「狩猟の教科書」。 これまでなかった狩猟のいろは を教えてくれる本として大ヒット!やったね!

彼は会社員時代は関東に住んでいたんだけど、その後「狩猟で喰っていく!」とか言い出して会社を辞めて四国に移り住んだ後、音信不通になっていたりしたんで会う機会はなかったんだ。

彼もブログをやっているおかげで時おり「いちおう、生きているみたい」程度の微弱な生体反応は得ていたんだけど、とらも東京を離れている事が多かったので会う機会は無かった。   

ざっと4年ぶりくらいの再会だ。

この間、とらもいろいろあったけれど、彼もいろいろあり過ぎたようだ。でも、とりあえず2人とも 「狩猟に関わって喰っていこう。」という事に落ち着いた感じなので めでたし、めでたし なのかな??

彼の当初の夢、「過疎の村を農業と狩猟で盛りたてていきたい。」という希望の実現には至らなかった様なんだけれど、狩猟の本を書いたんだ。
信じられない話なんだけど、これまで狩猟の世界は 「口伝」 が先輩から後輩への主な技術伝達の手段だったんだよね。
文字を持たない昔の人類みたいだけどさ、本当にそんな世界だったんだ。

・・・シカやイノシシをさばきながら先輩ハンターがぼそっ とつぶやく一言一句を覚えいて、現場で実践してみる。

その言葉の98.7%くらいは ホラやいい加減で満ち溢れているんだけど、僅かな 1.3%くらいはとても大事なキラリと光る至玉の言葉があったりするんだ。 それを見つけ出して精進するわけだね。

だけど、そんなじゃ大事な事が多くのハンターには伝わらない。 
狩猟に関して日本全国の共通項目、猟銃所持と狩猟に関わる基礎の基礎、 「だいじなお約束」 くらいはひと目で判るような本があったらいいな、と思っていたんだ。

そこで彼が書いたのがその名も 「狩猟の教科書」。 
そのまんまの題名なんだけれど、狩猟入門者、「狩猟に少し興味あるけどとっかかりがない・・・。」という方々には こんな狩猟のいろはを教えてくれる本が必要だったのだ!

おかげさまでこの本はだいぶ売れたらしい。 乗っている車も新車の軽トラックに変わっていたぞっ! それもまばゆいばかりのオレンジカラーだ! 成功者の象徴!新車!!  

・・・でも、本が売れても軽トラの新車かよ~ もう少し、人がうらやむ車に乗って夢を見させてくれよっ!


エアライフル教科書
狩猟の教科書、第二弾、「エアライフルの教科書」

今回、東京で会えることになったのは 狩猟の教科書の第二弾「エアライフルの教科書」の出版の発表会や打ち合わせに彼が上京したからなんだ。
エアライフル、「空気銃」の事なんだけど、最近はプレチャージ式という圧縮空気を溜め込んで、その空気圧を使って連発で撃てる高性能空気銃が出回り始めて これまで散弾銃を扱っていた狩猟者にも注目されつつあるんだ。

エアライフルは火薬を使った弾丸を使わないので散弾銃やライフルなどに比べて所持許可申請や所持した後の扱いがラクなんだ。
弾の購入をする際にも事前に警察署に行って「猟銃用火薬類譲受許可証」をもらっておく必要もない。

譲り受け許可証がなくても、鉄砲屋さんにいって 「空気銃のタマ、500発入り一缶ちょうだいっ!」って言えば 「ほいよっ!」と売って貰える。

おまけに 「いついつどこで何発消費して、弾の残りは〇〇発デス。」 みたいな一発単位までの弾丸の管理までしなくて良いんだ。
「いついつどこの射撃場で100発くらい撃ちました。」程度の記録で済むんだ。 これも火薬を使わないからだね。



獲物はキジバトやヒヨドリのような「小物」が主になるけれど、シカやイノシシのように山の中まで入って一日獲物を待つ必要もないし、個人で入猟できるから自分の都合の良い時間だけを猟に充てられる。

とらの仲間にもいるんだけれど、子どもがまだ乳飲み子で奥さんに育児の負担がかかっていて、週末の猟もままならない。

ヘタに出かけると「あなただけ遊びに出かけて・・・育児を手伝ってもくれない!イクジなし!」とかなじられる事必至だし、それでも敢えて果敢に猟にでかけたとらの仲間の一人は、奥さんにメールで 「離婚届」 を送りつけられた事件があった!

離婚届を突きつけられなくても 「私が子育てに忙しかった時にあなたはてっぽう担いで遊びに行っていた。」と一生言われる事は間違いない。

そんな最悪の状況を回避しつつ猟の醍醐味も手に入れる事ができるのがエアライフルを使った鳥猟なんだ!!


・・・休みの朝の早朝、まだ奥さんとベイビーがすやすや眠っている時にそ~っと起き出して、物音を立てないように家を出る。
車で1時間の猟場に到着したら夜明けを待ってエアライフル猟を開始! 2時間くらい猟を楽しんだらそそくさと家に帰るとちょうど奥さまがお目覚めになる時間。

獲ったヒヨドリは新聞紙とビニルでぐるぐる巻きにして奥さまがぜったいに開封しないような偽装を施して狩猟行為は終了!
かいがいしく朝食を作って 「主夫業」開始! ベイビーのオムツも替えてあげて昼間は 「久しぶりに気分転換!!」とか言いながらショッピングにお出かけになる奥さまをベイビーと一緒に見送る・・・

奥様が出かけて、ベイビーがお眠りになった頃合を見計らって獲物のヒヨドリの羽むしりをして 「丸鶏」状態にして一件落着!

お昼ごはんに獲ってきたヒヨドリを焼き鳥にして一杯呑んで、趣味も家庭も仕事も壊していない 「リア充」 を楽しむ・・・



このパターンでダンナのストレスも解消しつつ家庭崩壊の危機も避けてきた、という事例があったぞ。

エアライフル猟は言葉は適していないかも知れないけれど「気軽な猟」ができるんだ。



いまでもすでに中古銃は品薄状態になるほど人気があるんだけれど、まだまだ世間様に知られていない。
今後ますます注目が集まるだろう、というタイミングでの出版な訳だ。

きっと、前回の「狩猟の教科書」以上に人気が出ると思うな。 そしたらいよいよフェラーリの新車でも買ってもらおう!猟場にフェラーリで来てもらいたい!!



・・・実はこの本のなかでとらの行ってる 「狩猟体験企画」 の紹介を入れてくれたんだな!

「エアライフルで初めて狩猟の世界に来た方は猟場も見つかっていないし、安全な射撃を教えてくれる先輩もいない人が多い。
そんなヒトは狩猟スクールで狩猟のいろはを学ぼう・・・」 という記事なんだよね。

どんな記事なのか・・・ 気になる方はすぐに書店にGO! 立ち読みじゃなくてちゃんと買ってね!

こちらをポチってもOK! ⇒エアライフルの教科書


でも、とらがお願いしたから この本にはとらの名前や「グッドハンティング」の名前はいっさい出てこないんだ。

本に載って問い合わせが殺到してもとらの行っている規模では対応できないし、同じエリアに入猟する仲間が増えすぎても今度は安全が確保できなくなってしまう。

・・・いちばん良いのはこの本を読んで 「エアライフルの狩猟スクールかぁ!オレもやってみよう!スクール開いてみよう!」という経験者の方が全国に増えることだと思うんだ。
どんな風に初心者スクールを進行すれば良いかはとらが懇切丁寧に教えて進ぜよう。 

・・・その代わり、お布施はがっつり用意してもらうよっ 

全国で狩猟の入門学校が増えると仲間はもう少し増えると思うし、狩猟を始めるまでは行かないけけれど、狩猟に理解をしてくれる人や野生肉を積極的に食べてみよう、という「狩猟応援団」が増えることにもつながると思うんだ。

テニスやダイビングでもアウトドアスポーツは「お試し・体験」ができるのに狩猟だけは事前の「お試し」ができない、狩猟を始めようと思ったら、先ずは猟銃取得の手続きから行わないと始まらないんだ。 この事が狩猟のメジャー化を阻む大きなネックなんだととらは思うんだな。



シンボル1
とらの主宰するエアライフルハンタークラブ「ぴよっこクラブ」のマークは東雲くんデザイン。

とらが今、神奈川県の伊勢原で展開している「狩猟体験企画」と「ぴよっこクラブ」。
 
「狩猟体験企画」 がまったくの初心者さん向け体験企画で、「ぴよっこクラブ」 がとらの狩猟体験企画に参加してとらにそそのかされて実際にエアライフル猟を始めた方向けの 狩猟者養成塾 なんだ。

このぴよっこクラブのマークのデザインを東雲くんにお願いしたんだよね。

・・・その頃、とらはようやくなんとか狩猟関係の仕事に辿り着いて少しほっとしたところ。
 東雲くんは、その頃会社を辞めて狩猟関係の仕事を作る、といって四国の方に行く準備をしていた頃だ。


とらは自分の経験から狩猟で喰っていくのはまだ早いと感じていた。

「もう少し会社員のままでいてサ、猟期の週末だけとらの狩猟体験の企画を手伝ったりしてこずかいでも稼いで楽しくやろうよっ! 」などとこずるい提案をしていたんだけど、彼はスパッと会社を辞めてしまった!

例えるなら、「混沌・不安定・無職・貧乏」 という不気味な海の中で最初に溺れていたとらがなんとか一縷の望みを見つけて木っ端にしがみついて少しホッとしていた。 そこに彼が会社を辞めてわざわざ飛び込んできた・・・ という感じだったんだよね。



シンボル1

「・・・わざわざ「不安定の海」に飛び込んできてアホだなぁ 」 と思ったんだけど、飛び込んできちゃったんだから仕方がない。
やれることをとことん、やってみるしかないよね。
せめてもの応援に,と思ってちょうどその時ぴよっこクラブのマークを作ろうとしていて、その依頼を彼にしたんだ。

「マークひとつとコミカルなデザインを3つくらい作ってくれないかな・・・。 『ぴよっこクラブ』 というハンター初心者さん向けのエアライフルクラブなんだけどさ、 初心者の意味のヒヨコ、主な獲物のヒヨドリ、ヒヨドリの鳴き声のピ~ヨ!をうまく掛け合わせた秀逸なネーミングだから、それにふさわしい秀逸な可愛いデザインでお願い!」 とだけ伝えてデザインしてもらったんだ。



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いきおいよく会社を辞めて四国に行っちゃったけれど、仕事があまりなくてヒマだったようだ。 すぐにデザインしてくれた。
反応のあまりの良さに 「仕事があまりなんだな、きっとすぐにお金にも困るだろう。」と考えたんだよね。

彼が請求してきたデザイン料に少し上乗せした金額を振り込んだんだ。とりあえず人生の船出をしたんだからご祝儀くらいあげないとね!
たとえその海が、「混沌・不安定・無職・貧乏」 に満ちた「不安定の海」 でも船出には変わりない・・・

とらもその頃、狩猟の仕事が少し安定してきて「超・不安定」からようやく少しずつ抜け出してきた頃だったんで お金の余裕はなかったんだけどその中から工面してようやくご祝儀を捻出した・・・ 

「貧者の一灯」だね。

だけど、その後もあまり仕事はうまくいかなかったようだ。 音信が途切れてしまったんだな。


シンボル4 (2)

そんな、こんなのバタバタを経ての4年振りの再会だったから話すことはいっぱいだった。

シェフにも話を聞いてもらいながら楽しい時間を過ごしたんだ。美味しい野生肉料理と料理に合わせてシェフが選んでくれたワインも堪能しながらね!

この4年間で東雲くんは狩猟関係の本の執筆者、ジャーナリストとしてこの世界で生きていくことを決めたしその手応えも感じているようだ。

とらはこの4年間でイノシシ、鹿のみならずアライグマ、ハクビシンの捕獲経験を積み上げてきて、今後も野生動物の捕獲者として
活動していきたいし、狩猟イベントの開催などで狩猟の事、野生肉食の事などを広く紹介していく仕事を創りたいと考えているんだ。
お互い、狩猟と関わって生きていく という決心がついたようだ。 めでたい、めでたい!今日は第二の船出の祝いなんだな!


そして新しい著書「エアライフルの教科書」をとらに献本してくれたんだ。 

たいして協力していないし、いいよ、ちゃんとお金出して買わせてもらうよっ! と言ったんだけど彼は自分の著書ができたら一冊はとらに献本すると決めてくれたらしい・・・。

最初の船出の時のご祝儀を律儀に覚えてくれていたらしい・・・。ありがたく献本を受けることにしたんだ。 サインももらったぞっ!




これまで日本の狩猟界に広く深く根ざしていた「大日本猟友会」という日本の狩猟界の総本山が会員の高齢化と減少で揺らぎ始めている。
以前は「狩猟を行っている事はステイタス」で地域住民が困っているなら、と社会貢献、ボランティアで行われていた有害駆除事業は
高額な報奨金が絡むようになってから 「報奨金サギ」 を行う輩が増えたり不明瞭な会計処理を放置したままなどよろしくないニュースも増えてきた。
狩猟者の若返り、世代交代がうまくすすまない限りこのような事件などは続くだろう。


いっぽうで、新しく誕生した「有害鳥獣等捕獲業者」を敵対視する動きも収まらないなど、狩猟界はこれからいろいろごちゃごちゃしそうだ。
また、団結しなくてはいけないはずの新たな勢力、「有害鳥獣等捕獲業者」の中でも「オレが一番、他のヤツはダメ。」的なお山の大将や、よく判らないけど自信に溢れているヤツ とかが跳梁跋して「アイツはどうの」とかけなしあう時代がしばらく続くと思うんだ。

だけど、そんな中でもここまでこんな風に頑張ってきた!というストーリー、物語を共有できる仲間がいる事は心強いし揺らがないよね。

まあ、楽しくやろう! 

狩猟者の歩む道なんて、けもの道程度のくねくね細道、いばらの道だろうけどさ!





シンボル5 (2)
おいっ! あっちでやれっ!!
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