若者ハンター諸君、スキルアップのチャンスが来た!カモ

2017-05-21
残念なニュースが飛び込んできました!⇒有害駆除 不正横行
有害駆除で捕獲したイノシシ、シカの写真をねつ造して不正に有害駆除の報奨金を受け取っていた、というもの。

記事の内容はこんな感じ

◆1頭を数頭分に
「捕まえたイノシシを右から撮影したり、裏返して撮影したり。1頭から数頭分の『証拠写真』が撮影されていた」

農作物に被害を与える有害鳥獣の捕獲頭数を水増しして、猟師が国や市町村から補助金をだまし取る不正が横行していることが明らかになった。
捕獲したとする「証拠写真」を偽造するなどの手口で、市町村のチェックをすり抜けているが、全体の不正の規模は不明だ。

農林水産省は先月、全国の自治体に補助金申請時の点検の徹底を求める通知を出すなど、不正申請の撲滅に乗り出した。


・・・ふむ、困ったニュースだね。狩猟は人目のつかない山の中で行われるから誰よりも公正さが求められるのに。
一部の心ない不届きモノのせいで狩猟者全体がそのような事をしていると思われたら迷惑だ。

このような 反社会的・詐欺行為」 は徹底的に調べ上げて根絶を目指して欲しいね。






捕獲許可!
有害駆除の許可証。 アライグマの捕獲許可は出たんだけれどイノシシの捕獲許可はでなかった… なんで??

実は有害駆除の奨励金の不正受給のウワサは以前からちらほら聞こえてきていたんだよね。

・角度を変えて同じ個体の写真をいくつも撮る

・猟期中(奨励金の対象外期間)に捕獲した獲物脇にウソの日付(有害活動期間の日付)入りホワイトボードを付けて撮影

・証拠品として獲物の体の一部(耳や尻尾)を出せる様に狩猟期間中に捕獲した獲物から切り取って冷凍保管しておく、

なんて手段は、それらを管理する市町村の担当者もうすうす気が付いていた事だと思う。夏の駆除なのに冬毛のイノシカなんて不自然の極みだ。

だけど、これまで不正が見逃されていたのは、強く不正を指摘して 「なら、有害駆除に協力してやらない。」とそっぽをむかれる事を恐れていたからだと思うんだ。
行政の担当者は有害駆除を依頼している狩猟者にすごく気を遣っている。
他に駆除をやってくれる人もいないし、仮に認定事業者に依頼すればそれなりにお金がかかる。
「被害が出た時だけ、出来高払いで駆除をしてくれる 」猟友会のボランティアハンターは行政にとっても、使い勝手がいいのだろう。

とらも経験があるんだけれど、知り合いの農家にイノシシの捕獲をお願いされて、個人でイノシシの有害捕獲の申請をしてみた事があったんだ。
農家さんにしてみれば有害駆除を担っている猟友会の人的規模がまったく足りなくて、いくら罠を仕掛けてくれ、と頼んでもやってくれない、仕方なしにとらに頼んできたんだ。

だけど、役所が とらに対して、イノシシの有害駆除の許可を出してくれることはなかったんだ。

「あの地域はどこそこの猟友会が駆除を行っている。」の一点張り。 「だから、そこの猟友会が手が回らなくて対応してくれないから何とかしてよっ、て相談されたんだけど。」 といくら説明しても納得できる 却下の理由は得られなかった。

これ以上ゴネても担当者さんを困らせるだけで可哀そうなんであきらめたんだけれど、納得はできなかったな。 

「・・・キミだってハンターの端くれだったらこっちの事情も判ってくれよ。ヘタによそ者にイノシシ、シカの駆除許可を出したら『俺たちの縄張りをよそ者に荒らさせる気か!もう、駆除で協力してやらない!』ってごねられるんだよ…。」と暗に言われている気がした。

一番可哀そうなのは獣被害に実際に被害に遭っている農家さんだね。

行政も味方してくれる独占的な有害駆除だ。美味しい汁も味わい放題だ。なかには不届きモノも現われるんだと思うんだよね。 

この記事を書いてる時にこんなニュースも飛び込んできた!⇒エゾシカ罠購入で収賄の疑い  
記事が読めなくなるかもしれないからこちらも概要を紹介!

「北海道警は12日、紋別市などでつくる鳥獣被害防止対策協議会のエゾシカ捕獲用わなの購入契約を巡り、販売業者に便宜を図った見返りに現金約100万円を受け取ったとして、加重収賄の疑いで同市職員を逮捕した。
容疑者は2013年4月から16年3月まで、市農政林務課の職員として、協議会の事務も担当していた。
逮捕容疑は、協議会のエゾシカ捕獲用わなの購入で、特定の狩猟用資材販売会社が適正な競争入札で選ばれたように装って契約を締結。14年2月、同社の社長から見返りに現金を受け取った疑い。贈賄側は時効が成立している。 京都新聞 2017.5.12」

行政の中には 有害駆除の独占を応援してくれるだけじゃなくて便宜もはかってくれるところもあるんだ! 
お互いに「お世話になっている」 ってコトかな?   VIVA!甘い汁で粘着癒着 


シカ有害
「有害駆除」が行われる季節は今。 新緑がまぶしくて気持ちの良い季節だけれど、草木が茂って危険度は高くなる。


・・・実はサ、とらも有害駆除のメンバーなんだ! 

え~!! とらさんも報奨金の不正受給に手を染めているっ?? 道理で不正受給の手段に詳しいと思ったんだっ!! 

いやいやいや、早合点しないで欲しいんだよね。

とらたちの有害駆除のグループは東京からほど近い丹沢周辺で、いろんな人がやってくるからそんな悪い事はできない。 

メンバーのなかに もしかしたら職業が警察官や弁護士さんもいるかもしれないし、「税金の不正な支出を暴くのが私たちの役割です!キッ!」みたいなオンブズマンに関わっている人もいるかも知れない。

不正の温床になるのは人の出入りの少ない、仲間内だけでかたまった閉鎖的な狩猟グループだと思うんだよね。

「閉鎖的」 と言えばこの有害駆除事業に参加できるメンバーも、そのグループの中のコアなメンバー、という事も多い。
グループに新しく入って来た人間、他所からやってくるヒトに対して 「閉鎖的」 なところが多かった。
不正はしてないまでも 「報奨金」というオイシいお土産がついてくるから外にあまり拡げようという意識はなかったんだろうな。


でも、狩猟界も高齢化の波が押し寄せてきて、いよいよ有害駆除に手が回らなくなってきた! イノシカの増加の勢いにお手上げ状態の地域も増えてきた!

最近では狩猟を始めたばかりの初心者ハンターにも有害駆除に参加できる門戸を拡げてイノシカの捕獲に励んでもらおう、という地域も増えてきたみたいだ。 
このことは色々な意味で風通しも良くなるし、狩猟者全体のスキルアップにもつながって良い事だと思うんだよね。


とらたちのグループでも狩猟を始めたばかりのピカピカの一年生ハンターさんにも有害駆除への参加機会を与えているんだ。

朝、集合場所に行くと、新緑にも負けていない ピカピカおNEWの狩猟用オレンジベストを着た初心者くんが心持ち 頬を紅潮させて、すでに身支度を 整えて待っていてたりするんだよね! いい事だ。

会社勤めなどの仕事をしていては、狩猟期間中に出猟できる回数も限られるし、猟期外の9か月間は狩猟からまったく離れてしまうから上達はおぼつかない。

でも、狩猟期間外の9か月間の間も月に一度だけでも有害駆除で山に入って獲物を追う経験ができれば 経験も増すし、技術の維持にも役に立つし、山の地形も覚えられて良いことづくめだ。


ただ、有害駆除の季節は草木が生い茂り、見通しが利かないうえ、「畑の被害防除」が目的だからけっこう人家に近い里山などが捕獲の現場となる。
季節がら、ハイキングなど山歩きをする人も増えて、狩猟期に人の来ない奥山で行う狩猟より危険度はグッと増す。

「矢先の確認」 「獲物を確実に視認してからの発砲」が猟期以上に重要になるんだ。


その点に関しても、若い人は動体視力が優れているだろうから、葉影から姿を現したものが獲物かヒトかの判断も即座にできると思うんだ。

獲物を確認してからでないと決して撃ってはいけない。」  事を
最初に耳にタコができるくらいに強調確認しておけば決して安全面でベテランに引けを取る事はないと思う。


「矢先の確認の不十分」が原因の 誤射事故も減らせるとなると狩猟者のみならず、ハイカーさんたちにとっても若い狩猟者の有害駆除への参加は朗報だろうな。

今回の有害駆除の報奨金不正受給を受けて、農林水産省が全国の自治体に補助金申請時の点検の徹底を求める通知を出すなど、不正申請の撲滅に乗り出したことは、これまでの有害駆除システムの改変の大きな始まりになると思うんだ。

これまで不正受給を黙認していた行政の担当者は不正の見逃しを続ける事はできないだろう。
「不正はない」 と報告した後にもし不正が発覚すれば管理責任を問われる事は間違いないだろうし、もしかしたら共謀の疑いも持たれる恐れがでてくる。

さあ、今年度の有害駆除では何頭のイノシシ、シカの捕獲が報告されるだろう。 その報告される駆除数がこれまで水増しされ続けていた捕獲頭数の実際の捕獲数だと思うんだよね。

有害駆除に参加していたベテランハンターさんの中からも 渋くなった報奨金額に幻滅して駆除から手を引く人も増えるかも知れない。
純粋に 「狩猟技術を身につけたい。」経験の浅いハンターくんは報奨金に関係なく、有害駆除へ参加を希望するだろうし、受け入れ枠は拡がるに違いない。

そして、農林業の獣害被害に手を焼いている行政もその動きを応援するだろう。

若者ハンター諸君には狩猟技術のスキルアップの絶好の機会が到来した、と言っていいんじゃないかな?

これから数年で狩猟界にどんな変化が起きるか とらはとても楽しみにしているんだ!

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