山賊キッチン・海ガモにチャレンジしました!
2017-05-03
ゴールデンウイークに入りました! 皆さまはいかがお過ごしでしょうか?とらは 相変らず 狩猟と 狩猟肉に 囲まれた日々を送っているのでございます!
ゴールデンウイークに 続々開催中の 「山賊キッチン 」。 「4 月 29 日 」 の 「おい シ い ニク のに日 」にも開催しました!
今回は 「魚臭い」 と評判の 「海ガモ」と呼ばれる 主に海の波間にプカプカ浮かんでいる 魚食性の強いカモにチャレンジしてきました!
※動物の解体写真があります。 閲覧注意!
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ゴールデンウイーク中にはクレー射撃で銃のメンテ&射撃練習もします!
狩猟者のなかには 猟期が終わるとパタッと 猟銃を手にしなくなる人も多いんだけど、とらは月に一度は 射撃練習をして 銃の取り扱いに支障がないようにしているんだ。
射撃練習の後の 銃のメンテナンスも大事。 イノシカを狙う大物猟に使う「一発弾」、スラッグ弾を撃つと 銃身の中になまりカスがたくさんついてしまう。
今日は射撃練習を終えた後に、じっくり 全部をバラシて汚れを取ってオイルをかけてやってじっくりとメンテナンスしてやりました。
ゴールデンウイークはヒマだからね、時間だけはあるんだな!
狩猟シーズンが終わってもイノシカの有害駆除で山に入るから常に銃が安全に作動するようにお手入れが欠かしてはいけません。

恒例になりました「山賊キッチン」 本日のメニューはこちらだ!
スズガモが今日のメインの食材。 いわゆる「海ガモ」と呼ばれる海に浮かんでいる魚食性の強いカモ。
この類の「クサいカモ」は狩猟者も敬遠して誰も獲らないから、食べれる方法さえ見つかれば、他のハンターと競合しないで落ち着いてカモ撃ちができると思うんだ。
クマはツキノワグマの 有害駆除捕獲されたものと秋の狩猟期に捕獲された物。
クマは冬眠前の喰いこみ時期に捕獲された物が美味しいとされていて、脂の乗りの良くない夏のクマは一段下とみられるんだけれど、果たしてどうなんだろう?
美味しい夏のクマの食利用が見つかれば、有害捕獲で捕えられたクマも有効に利用されることにつながると思うんだ。
今回の企画の中でクマは案内していなかったんだけれど、山賊キッチン企画では様々な野性肉の味を知ってもらうためになるべくいろんなお肉を用意するようにしているんだよね。
イノシシ、 ハクビシン アイガモはだんだん字が小さくなっているんだけど、イノシシ、ハクビシンは1品ずつ、アイガモは海ガモとの味比べ用なんで 「量は少ないですよ。」という意味も込めて字が小さいんだ。
今日の最大のチャレンジは 「 臭いと言われる海ガモ! 」 だぁ!

先ずは解体。とりあえずお肉を食べれる状態まで羽根を毟りました!
「クサい」 評判しか聞かない海ガモの解体にチャレンジして、なんとかお肉の状態まで漕ぎつけました! 取敢えず、ホッ!
「海ガモ」と聞いて思い出すのがとらのエアライフル仲間の可哀そうな思い出。
とらのエアライフル・ヒヨドリ猟仲間の彼は「カモが獲りたい!」と熱烈に思ったんだよね。だけど狩猟登録は神奈川県でしかしなかったからカモの良い猟場がみつからない・・・。
神奈川県にはカモが沢山やってくる相模川や酒匂川といった一級河川が何本もあるんだけど、どこも軒並み「狩猟禁止」なんだな。
川に釣りしに来る人、ボ~っとしに来る人、いちゃいちゃしに来てるカップルとかたくさんの人がいろんな目的で川に来るから「狩猟禁止」も仕方ないよね。
それに、東京・神奈川の狩猟者たちは、たいてい神奈川県のカモの撃てる場所に集まるから、ハンター同士の競合も激しくてなかなか獲物を得られない・・・。
それでも彼はハンターマップと地図を見比べてカモが撃てる場所を一生懸命に探していたんだ。
そしてある日、彼からメールが来た!そのメールには喜びが溢れていたねっ! 「カモが沢山います!誰も獲りに来ていません!穴場です!」
三浦半島のとある湾内にカモが溢れんばかりにプカプカ浮いていたそうな!
ハンターマップで確認すると 「可猟区」。 狩猟をしてもいい場所だ! 競合のハンターは誰もいない!
彼は嬉々としてカモを撃ったそうな…。 そして、撃ったカモを回収するところから嫌な予感がしたらしい・・・。
湾内にプカプカ浮いていたカモはいわゆる「海ガモ」だったんだ。 「まぁ何とかすれば食べれられるだろう・・・。」とタカをくくって撃ったんだけれど、回収する時からペンギン的な匂いが漂ってきたらしい・・・。
湾内にどっさりいたカモはみんな臭い「海ガモ」だったんだ。 その場所は穴場じゃなくて、臭いヤツしかいないから誰も獲ろうとしなかったってことなんだよね! みんな、事情を良く知っているなぁ!
でも、彼はめげずに食べる努力をしたんだよね!
とらたちは「獲った獲物はちゃんと美味しく食べて喰い供養してやろう。」といつも口を酸っぱくして言っているからね。
・・・でも、かなり大変だったらしい・・・。 その後、彼からその話題に触れることはないし、とらも敢えて聞けなかったんだ・・・。
とらの 「海ガモのおもひで」 はこんな具合。良い印象じゃぁ、ないんだよね。
で、実際に扱ってみての感想は、
スズガモは羽根を毟ると小さい、 羽根が硬くてきれいに毟れない… 砂肝がやたらデカくて臭い!なんだな!
スズガモに限って言えば、肉自体からの臭いはあまり強くないんだ。お腹を開けて消化系、砂肝を割った時は臭かった!
羽根毟りがうまくできずに皮も一緒に取れてしまうので、体がボロボロになってしまいそう…。
途中からお湯をかけて羽根を毟る 「湯剥き」に作戦変更!
なんとか食べれそうな状態になった時には ほっとしたな!

先ずは海ガモ・スズガモのむね肉を試食します! この試食で「おおよそどんな味?」を知って次の手を考えるんだな。
「海ガモは臭い」という仲間のリアルな体験を知っていても食チャレンジをやめない、食いしん坊のとらでございます。
撃ちてしやまぬ 大和魂、探究心と喰い意地がヤマトオノコの真骨頂でございます! ・・・あと、皆にも臭いモン喰わしてやろう、というお節介は オ モ テ ナ シ の心なんだな!
先ずは切り取ったムネ肉を焼いて塩コショウでシンプルに味見をします。・・・ ・・・ うん、悪くないんじゃなくなくない??
意外な事にスズガモは悪くはないのでございます。 噛み締めた肉を飲み込む際にすこしレバー風味を感じたのでございますが、そのくらいは野性肉ではよくある事、問題なし! イケるじゃん!スズガモ!
この後、残りのムネ肉はバターで焼いて試食。
骨に付いた肉はそのまま圧力鍋で煮出してダシを取って鍋にしてみたのでございます。
鍋はみそ味、こちらはまったく問題なく美味しいのでございます!
・・・同じ 「海ガモ」 でも臭いヤツとそうでもないヤツが居るようなのでございます。 もしかしたら棲んでいた場所でも味と風味が変わるのかもしれないな。
取敢えず、海ガモはクリアでございます。

とらイチオシのハクビシンの角煮も味わってもらいました。クセのない味に皆さん、驚いたのではないかな?
とら自身が海ガモにかなり用心して臨んでいたので、お知らせをする際にも 「チャレンジングだよ」とか 「クサいと有名」みたいな枕詞を使ってしまった。
その為か今回は参加者さんはちょっと少なめ。・・・ちょっと脅かしすぎてしまったかも知れない。 だけど、そんな脅かしに動じない面白い皆さんが集まってくれました!
話に夢中で今回も料理の写真を撮り忘れてしまったのでございます。
皆さんに味を知って欲しい、と用意したハクビシンの角煮。
とらもびっくりするくらいにクセがない優等生的なお肉にびっくりしたのでございます。 こんな美味しい動物が増えてくれているんだから積極的に獲って食べるべきだと思うんだな。
参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました!
今回の企画で味わったメニューはこちら!
・スズガモの ムネ肉、ハツ(心臓)のグリエ (塩コショウ ・バター) レバーを焼いたもの
・スズガモの 鍋 (味噌味)
・ツキノワグマ グリエ 食べ比べ (夏グマ・秋グマ)
・イノシシの角煮 (スジ肉など赤身部分)
・ハクビシンの角煮(全体の肉使用)
ご馳走様でした! 美味しゅうございました。 野山の恵みに感謝です。
山賊キッチンはゴールデンウイークあと2回開催した後は、今のところ開催は未定。
もしかしたら開催は今シーズンの狩猟期前、10月ごろになるかもしれません。
5月6日の「 カラスを食べ尽くそう! Ⅱ 」は参加枠がありますのでぜひ! カラス以外にも魅力的な食提案をさせて頂きます!
「面白いかも❤」と思った皆さま、参加をぜひどうぞ!
山賊キッチン企画のお申し込みはこちら! ⇒ グッドハンティング ・山賊キッチンスケジュール
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ゴールデンウイーク中にはクレー射撃で銃のメンテ&射撃練習もします!
狩猟者のなかには 猟期が終わるとパタッと 猟銃を手にしなくなる人も多いんだけど、とらは月に一度は 射撃練習をして 銃の取り扱いに支障がないようにしているんだ。
射撃練習の後の 銃のメンテナンスも大事。 イノシカを狙う大物猟に使う「一発弾」、スラッグ弾を撃つと 銃身の中になまりカスがたくさんついてしまう。
今日は射撃練習を終えた後に、じっくり 全部をバラシて汚れを取ってオイルをかけてやってじっくりとメンテナンスしてやりました。
ゴールデンウイークはヒマだからね、時間だけはあるんだな!
狩猟シーズンが終わってもイノシカの有害駆除で山に入るから常に銃が安全に作動するようにお手入れが欠かしてはいけません。

恒例になりました「山賊キッチン」 本日のメニューはこちらだ!
スズガモが今日のメインの食材。 いわゆる「海ガモ」と呼ばれる海に浮かんでいる魚食性の強いカモ。
この類の「クサいカモ」は狩猟者も敬遠して誰も獲らないから、食べれる方法さえ見つかれば、他のハンターと競合しないで落ち着いてカモ撃ちができると思うんだ。
クマはツキノワグマの 有害駆除捕獲されたものと秋の狩猟期に捕獲された物。
クマは冬眠前の喰いこみ時期に捕獲された物が美味しいとされていて、脂の乗りの良くない夏のクマは一段下とみられるんだけれど、果たしてどうなんだろう?
美味しい夏のクマの食利用が見つかれば、有害捕獲で捕えられたクマも有効に利用されることにつながると思うんだ。
今回の企画の中でクマは案内していなかったんだけれど、山賊キッチン企画では様々な野性肉の味を知ってもらうためになるべくいろんなお肉を用意するようにしているんだよね。
イノシシ、 ハクビシン アイガモはだんだん字が小さくなっているんだけど、イノシシ、ハクビシンは1品ずつ、アイガモは海ガモとの味比べ用なんで 「量は少ないですよ。」という意味も込めて字が小さいんだ。
今日の最大のチャレンジは 「 臭いと言われる海ガモ! 」 だぁ!

先ずは解体。とりあえずお肉を食べれる状態まで羽根を毟りました!
「クサい」 評判しか聞かない海ガモの解体にチャレンジして、なんとかお肉の状態まで漕ぎつけました! 取敢えず、ホッ!
「海ガモ」と聞いて思い出すのがとらのエアライフル仲間の可哀そうな思い出。
とらのエアライフル・ヒヨドリ猟仲間の彼は「カモが獲りたい!」と熱烈に思ったんだよね。だけど狩猟登録は神奈川県でしかしなかったからカモの良い猟場がみつからない・・・。
神奈川県にはカモが沢山やってくる相模川や酒匂川といった一級河川が何本もあるんだけど、どこも軒並み「狩猟禁止」なんだな。
川に釣りしに来る人、ボ~っとしに来る人、いちゃいちゃしに来てるカップルとかたくさんの人がいろんな目的で川に来るから「狩猟禁止」も仕方ないよね。
それに、東京・神奈川の狩猟者たちは、たいてい神奈川県のカモの撃てる場所に集まるから、ハンター同士の競合も激しくてなかなか獲物を得られない・・・。
それでも彼はハンターマップと地図を見比べてカモが撃てる場所を一生懸命に探していたんだ。
そしてある日、彼からメールが来た!そのメールには喜びが溢れていたねっ! 「カモが沢山います!誰も獲りに来ていません!穴場です!」
三浦半島のとある湾内にカモが溢れんばかりにプカプカ浮いていたそうな!
ハンターマップで確認すると 「可猟区」。 狩猟をしてもいい場所だ! 競合のハンターは誰もいない!
彼は嬉々としてカモを撃ったそうな…。 そして、撃ったカモを回収するところから嫌な予感がしたらしい・・・。
湾内にプカプカ浮いていたカモはいわゆる「海ガモ」だったんだ。 「まぁ何とかすれば食べれられるだろう・・・。」とタカをくくって撃ったんだけれど、回収する時からペンギン的な匂いが漂ってきたらしい・・・。
湾内にどっさりいたカモはみんな臭い「海ガモ」だったんだ。 その場所は穴場じゃなくて、臭いヤツしかいないから誰も獲ろうとしなかったってことなんだよね! みんな、事情を良く知っているなぁ!
でも、彼はめげずに食べる努力をしたんだよね!
とらたちは「獲った獲物はちゃんと美味しく食べて喰い供養してやろう。」といつも口を酸っぱくして言っているからね。
・・・でも、かなり大変だったらしい・・・。 その後、彼からその話題に触れることはないし、とらも敢えて聞けなかったんだ・・・。
とらの 「海ガモのおもひで」 はこんな具合。良い印象じゃぁ、ないんだよね。
で、実際に扱ってみての感想は、
スズガモは羽根を毟ると小さい、 羽根が硬くてきれいに毟れない… 砂肝がやたらデカくて臭い!なんだな!
スズガモに限って言えば、肉自体からの臭いはあまり強くないんだ。お腹を開けて消化系、砂肝を割った時は臭かった!
羽根毟りがうまくできずに皮も一緒に取れてしまうので、体がボロボロになってしまいそう…。
途中からお湯をかけて羽根を毟る 「湯剥き」に作戦変更!
なんとか食べれそうな状態になった時には ほっとしたな!

先ずは海ガモ・スズガモのむね肉を試食します! この試食で「おおよそどんな味?」を知って次の手を考えるんだな。
「海ガモは臭い」という仲間のリアルな体験を知っていても食チャレンジをやめない、食いしん坊のとらでございます。
撃ちてしやまぬ 大和魂、探究心と喰い意地がヤマトオノコの真骨頂でございます! ・・・あと、皆にも臭いモン喰わしてやろう、というお節介は オ モ テ ナ シ の心なんだな!
先ずは切り取ったムネ肉を焼いて塩コショウでシンプルに味見をします。・・・ ・・・ うん、悪くないんじゃなくなくない??
意外な事にスズガモは悪くはないのでございます。 噛み締めた肉を飲み込む際にすこしレバー風味を感じたのでございますが、そのくらいは野性肉ではよくある事、問題なし! イケるじゃん!スズガモ!
この後、残りのムネ肉はバターで焼いて試食。
骨に付いた肉はそのまま圧力鍋で煮出してダシを取って鍋にしてみたのでございます。
鍋はみそ味、こちらはまったく問題なく美味しいのでございます!
・・・同じ 「海ガモ」 でも臭いヤツとそうでもないヤツが居るようなのでございます。 もしかしたら棲んでいた場所でも味と風味が変わるのかもしれないな。
取敢えず、海ガモはクリアでございます。

とらイチオシのハクビシンの角煮も味わってもらいました。クセのない味に皆さん、驚いたのではないかな?
とら自身が海ガモにかなり用心して臨んでいたので、お知らせをする際にも 「チャレンジングだよ」とか 「クサいと有名」みたいな枕詞を使ってしまった。
その為か今回は参加者さんはちょっと少なめ。・・・ちょっと脅かしすぎてしまったかも知れない。 だけど、そんな脅かしに動じない面白い皆さんが集まってくれました!
話に夢中で今回も料理の写真を撮り忘れてしまったのでございます。
皆さんに味を知って欲しい、と用意したハクビシンの角煮。
とらもびっくりするくらいにクセがない優等生的なお肉にびっくりしたのでございます。 こんな美味しい動物が増えてくれているんだから積極的に獲って食べるべきだと思うんだな。
参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました!
今回の企画で味わったメニューはこちら!
・スズガモの ムネ肉、ハツ(心臓)のグリエ (塩コショウ ・バター) レバーを焼いたもの
・スズガモの 鍋 (味噌味)
・ツキノワグマ グリエ 食べ比べ (夏グマ・秋グマ)
・イノシシの角煮 (スジ肉など赤身部分)
・ハクビシンの角煮(全体の肉使用)
ご馳走様でした! 美味しゅうございました。 野山の恵みに感謝です。
山賊キッチンはゴールデンウイークあと2回開催した後は、今のところ開催は未定。
もしかしたら開催は今シーズンの狩猟期前、10月ごろになるかもしれません。
5月6日の「 カラスを食べ尽くそう! Ⅱ 」は参加枠がありますのでぜひ! カラス以外にも魅力的な食提案をさせて頂きます!
「面白いかも❤」と思った皆さま、参加をぜひどうぞ!
山賊キッチン企画のお申し込みはこちら! ⇒ グッドハンティング ・山賊キッチンスケジュール
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