山賊キッチン マガモ・カルガモの食べ比べ を行いました!

2017-04-17
今年の 3月12日からスタートした 「山賊キッチン」企画。 毎回違うテーマを設けて 野性肉料理を作って食べる企画なんだけれど、もう早々と 5回目を迎えたんだ。

今回のテーマは 「カルガモとマガモ、どっちが美味しい??」 だったんだね。

前回はアイガモ (マガモの家禽化されたカモ)とマ ガモの食味の違いを経験したんだけれど、今回は 同じ野生種のカモを2羽だったんだ。
どちらも狩猟対象のカモとしては馴染みの深いカモ。 食べ比べる経験をしておいて即座に役立つ企画だったのでございます。


※閲覧注意!本文には動物の解体中の写真があります





マガモは 「真鴨」 と書くだけあって 「カモの中のカモ」、野生の鳥にしては肉もたっぷりついている少し大型の鳥だし、肉自体も 美味しい。
かたや、カルガモは 食べる鴨 としては 少し評価が低いんだな。
このカモが話題になるのは 皇居のお堀で 子育てしている 親ガモにくっついてヒヨコたちが ピヨピヨと可愛く お引越しをする時くらいかな…。
あと、以前ボーガンで撃たれたカルガモが矢が刺さった痛ましい姿で 紹介された 「矢ガモ事件」 の時くらいだろうか・・・。

時折発生する ボーガンで 動物を撃つ事件。

飛び道具を手にすると 何か撃ちたい衝動に 駆られて 抑制が 効かなくなる人間が少なくない、という顕れだろう。
このような事件がある限り、銃刀法の規制は 緩む事はないだろうな。


ちなみに 海外ではボーガンは 「合法的な狩猟道具」 として認められているんだ。

ボーガンを使うハンターは
「 強力過ぎる ライフルを使う狩猟は 動物に対してフェアではない。」 という強い意志の元にボーガンを選択する
「ストイックな狩猟者」 が多いらしい。

動物にかなり 接近しないと 急所は狙えないから 逃げられる事も多いし、狩猟者の命の危険リスクも抱え込まなくてはいけない。
狩りに使う矢は 獲物に当たった瞬間にカミソリの様な刃が開いて 傷口を大きく開いて 致命傷を与える特殊な構造の物だ。
値段も一本5000円程するらしく、石に当たって欠けると使い物にならなくなる。 ただ的に刺さる構造の標的用の矢とはまったく違う。



そんなハンデの高い猟法を敢えて選択して 野生動物に対峙するわけだ。 単なる狩猟者 と言うより 求道者的な 存在だね。

そんな求道的ストイック狩猟者の 大事な狩猟道具を 中途半端な密猟に使って汚してしまってはいけないね。

・・・話が逸れました。 カルガモというと、とらの頭の中では浅はかな 動物虐待事件の「矢ガモ」の 連想に 直結してしまうんだ。


羽むしりカモ
羽むしり中! 2羽の中型クラスの鳥の羽根むしりはけっこうな労働になります。

山賊キッチン企画のお約束 「羽根むしり」。  鳥を扱ううえでは 羽根むしりは避けて通れない作業なんだよね。
おかげでとらも 複数参加してくださっている参加者の皆さんも, 羽根むしりが上手くなった!
来シーズンの 鳥猟を目指されている方には 本当に良い経験になっていると思うんだな。

さて、マガモとカルガモの 一般的な評価と とらの考え方なんだけれど、
マガモは「真鴨」と書くだけあって「カモの中のカモ」、野生の鳥にしては肉もたっぷりついている少し大型の鳥だし、肉自体も美味しい。
かたやカルガモは 食べる対象としてはあまり目立って評価はされていなかったようにとらは思うんだ。
人によっては 「カルガモなんて食べれるの?」 的な反応をする狩猟者も多い。 狙いはマガモだけど、カルガモも一緒に獲れてしまった・・・的な扱いなんだよね。

だけど、とらといたしましては 渡りの長距離移動でヘトヘトになってしまっているマガモもいるだろう、 それに比べてカルガモは渡りをしない「留鳥」なので 日々「喰っちゃ寝」の生活だ。 常にお肉をたっぷり蓄えているはず・・・。 
当たり外れの少ないのは カルガモの方じゃなくなくなくない?? って思うんだな。




カモ丸どり
羽根むしりが終わって丸どり状態になった左、カルガモ、 右がマガモのメス。

う~む・・・ 捕獲状態が良く判る写真だね。

左のカルガモはわき腹辺りから 散弾が 数発あたっているんだけれど、肉にはほとんど傷がついていない良い状態。
上手な捕獲ですな。

かたや右のマガモは見事に散弾の弾を 喰らってしまった!という感じで内出血がいたるところに見えている。

この肉状態だけ見て考えるとカルガモの方がはるかに美味しそうだ・・・


 さっそく食べ比べしてみました!


食べ比べた感想を報告をすると、焼いて食べた場合、カルガモはマガモに比べて淡白で鶏に近い感じで「食べやすい」。

マガモは 美味しくて味がしっかりしているんだけれど、野性肉特有の 「血の香り」 が強いんだ。
「血の香り」は決してイヤな風味ではなくて、慣れると「ジビエ(野生肉)を食べているなぁ!」という実感に繋がる 大事な美味しさ。この美味しさはマガモの方が強い。

煮込んだ場合。 今回は しょうゆ味と 味噌味の鍋にしてみました。
煮込むとカルガモとマガモの味の違いが鮮明に出ましたな。
カルガモは 煮込むと独特の風味が たってきて、この風味が味わいの邪魔をする、クサいんだ。
特にしょうゆ味だと味の差が歴然だ!

それに比べてマガモは煮込んでも独特の風味が立ったりしなくて美味しく食べれるんだ。

煮込みの味の差は 歴然だったな。カルガモは煮込まずに焼いて食べる工夫をしたほうが良さそう。
それに比べてマガモは焼いても煮ても美味しく食べれる 「カモの中の優等生」 だ。 ・・・マガモの勝ちっ!! カナ?


だけど、優等生なマガモだけ 珍重する事もないと思うんだな。

春になった今、マガモは渡りをして北の方へ行ってしまった。 留鳥のカルガモは渡りをせずに相変わらず近くの川なんかで浮いている姿を見る事ができるよね。
最近では 「植えたばかりの田んぼの稲を食害する。」 ということで 有害駆除で捕獲される事も 多くなったから、もし手に入るチャンスがあったらどんどん食活用したらいいと思うんだよね。

今回はある意味 「当たり前すぎる野性肉」 だったせいか、参加者の皆さまが少なめだったのですが、遠くは山梨や群馬からも来て下さり、試食交流会はお酒も入って盛り上がったのでございます。

おしゃべりに夢中で今回は料理の写真を撮り忘れてしまった!

本当にこの企画には明確に 「食べることが好き 」という方が参加してくれて小気味いい。 今回はテーマとは関係ない昆虫食の話でも盛り上がっていたぞ。


参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました!


今回の企画で味わったメニューはこちら!

・マガモ、カルガモの ムネ肉のグリエ (塩コショウ ・バター)
・マガモ、カルガモの ハツ(心臓)グリエ (塩コショウ)
・・マガモ、カルガモの 鍋 (しょうゆ味・ 味噌味)

・鹿のロース肉のグリエ
・鹿カツ

・ハクビシンのグリエ  


ご馳走様でした! 美味しゅうございました。 野山の恵みに感謝です




山賊キッチンはゴールデンウイークもさらに開催が続きます!  「面白いかも」と思った皆さま、参加をぜひどうぞ!

特に5月3日の「 海ガモの回 」は参加希望者少なめなので皆さまのチャレンジをお待ちしているのでございます!

山賊キッチン企画のお申し込みはこちら ⇒   グッドハンティング ・山賊キッチンスケジュール

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