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クマとヒトはどうやったら仲良く生きていけるかな

2016-11-03
今年の春は全国でクマの目撃、出没が相次いで「日本の自然界はどうなってしまったんだろう?」と思わせる状況が続きました。
秋田では不幸な事に4名の方の命が失われてしまいました。

今年の秋、とらは ヒトとクマとの不幸な事件がまた起きないかヒヤヒヤして推移を見守っていたのでございます。

クマが冬眠に入るであろう12月上旬頃までの、ひと月と少し、不幸な事件が起きずに冬眠に入ってもらいたいものだと思っていたんだけれど、驚くようなニュースが入ってきた!


秋田県・クマ有害捕獲450頭







十和田でのクマによる殺傷事件を受けてか、今年秋田ではクマの有害捕獲をかなり大規模に行ったらしい・・・。

その頭数は過去最大の450頭以上。

ちなみに今年、20年ぶりにクマ猟を再開した兵庫県は 兵庫県内のクマの棲息見込み頭数が約940頭と見込んでいて、捕獲許可数が140頭なんだ。

兵庫県内に棲息していると思われるクマが940頭。 秋田ではその半数近い450頭が有害捕獲で殺処分されてしまった。
行政としては「二度とあんな痛ましい事件を起こしてはならない。」という強い決意があったんだろうけど、繁殖力が強くない大型動物をこんなに一気に獲ってしまっていいのかな?

これは非常にいたましい残念なヒトとクマとの関係だ。
物理的にクマの頭数を減らしてヒトへの被害を減らそう、というならクマを絶滅、根絶するしかなくなる・・・。

このブログでも何度も、しつこく書いてきたんだけれど、今の日本は人口の減少と高齢化で「中山間地」と呼ばれる山あいの集落は限界集落と呼ばれるほどまでにヒトの勢いが落ちてしまった・・・。
「限界集落」の定義は「人口の半分以上が65歳以上の高齢者がしめて冠婚葬祭など地域の活動が維持できない集落」 という事なんだけれど、
そのヒトの勢いの衰えに乗じて獣の勢いが増してきているのが今の獣被害の多発だと考えるんだ。

そんな状況が進行している中、これまでのようにヒトの勢いで獣を山奥に押し込めておくことはもはや、不可能なんじゃないかな。

ちなみに秋田県で有害駆除で捕獲されたクマ450頭は住宅地や畑などヒトの生活活動域での捕獲が主で、けっして深山までわなを仕掛けに行って捕獲されたわけではないらしい・・・。
どんだけヒトの生息域にクマが迫って来ているんだろう・・・。


ちなみに秋田県の「ヒトの勢力、勢い」についてちょっと調べてみたんだ。

秋田県の人口の減少率は10年連続で全国ワースト1位。 つまり日本でいちばん人口減少が激しい県だというコトだね。
赤ちゃんの出生数、他地域からの転入が少なくて、亡くなるお年寄りが多い、ということ。

秋田県内の人口は現在107万人で23年後の2040年には70万人まで減ってしまうと言われている。
過疎、高齢化も進んでしまっている。

100万人の人口を持つ都市って、川崎市やさいたま市と同じなんだな。 ひとつの県がひとつの市と同じ人口しか持っていないというコト。
さらにそんな人口が少ない秋田県、面積は全国第6位の広い面積を持つ県なんだね。

そんな広い県に107万人の人口なので、人口密度は、1平方キロメートルあたり、357人

ちなみにとらの生息する東京の西の端っこ、多摩丘陵にある緑多い町田市は5961人だ! 17分の一の人口密度なんだね。

ちなみに東京都でいちばん人口密度が高いのが豊島区で 21881人!!


・・・  人口密度が薄い=人間の勢いが弱い エリアでヒトに危害を加える恐れがあるからと、捕獲を繰り返していても将来の展望はあるのかな? と考えてしまうんだよね。

これまでヒトの勢いが強かった時代には山の奥深くまで開拓をすすめて獣達を駆逐してきた、それが時代が変わってヒトの勢いが衰えると、まるで毛細血管が壊死するかのように開拓村が獣達の手におちていっている・・・と想像すると判り易いかもしれない。

この状況を変えるにはどうしたらいいか??
郷土への愛着も皆さん、お持ちだろうからコトは簡単ではないと思うんだけれど、とらはこんな感じで考えるんだよね・・・



①ヒトの活動域とそれ以外の場所に物理的に分けてしまう

これまでヒトが多かった時代に拡がったヒトの活動域を小さくまとめて「コンパクトシティー」化して自然界とは電気柵や万里の長城のような壁で囲ってしまってヒトはその中に住む。

ヒトが撤収する場所は農作物や果実などはすべて取り去ってヒトの痕跡を消してしまい、自然に明け渡す。

いわゆる「ゾーニング」という方法を本気で考えるべき時代に差し掛かったと考えるんだ。
・・・このような状況下でならオオカミの放獣もアリかもしれない。 オオカミ対応できる狩猟技術者をちゃんと養成してからね!



② クマなどの大型動物にも対応できる管理者としての狩猟者を養成する

ヒト環境と野生を完全に分断できない場所もある。 そのような場所にはクマなどの大型野生獣の生態、ハンドリングにも通じた狩猟技術者を、駐在さんのように各地に配置する。

獣を捕獲処分するだけではなくて、野生動物が集落にやってきにくい環境を作ったり、加害個体を選択的に捕獲するなどの知識と技術を持った狩猟者を配置して集落の治安にあたらせる、むかしの保安官だね。

もちろん、駐在所勤務のお巡りさんが猟銃所持と狩猟免許を持って鳥獣被害対策も含めた地域の治安維持に努めてもいいかもね。


たぶん、今の日本は本当に、本気でクマ対策を考えないと、今後も不幸な事故は続くんじゃないかと考えるんだな。



・・・どうかな?
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