ニュージーランドに行って来ました!
2015-05-10
ゴールデンウイークもそろそろ終わり。皆さまはこのお休みをどう過ごされましたでしょうか?
とらは福島でのイノシシ捕獲の仕事で溜まった振替休日となけなしのお小遣いをはたいて
ニュージーランドに行って来ました!
ニュージーランドは以前から興味があった国なんだけれど、これまで行く機会がなかったんだよね。
今回、人生初の赤道越えをして参ったレポートでございます!
国境を越えるって面白いよね。
超えた途端に言語が変わるのはもちろん、色々な社会のルールも変わるし人々の考え方も変わって面白い。
さすがに若いころの様に 肌にヒリヒリ沁みてくるようなカルチャーショックのある国や、歓迎してもらえないお国へわざわざ訪問してまで「知らない世界を見てみたい!」という熱い情熱はなくなっちゃったけど、
社会ルールの違いをうまく利用して日本で楽しむ事ができない事を愉しんじゃおう!という魂胆は健在でございます。
狩猟のルールが日本とまったく違うニュージーランドで日本でできない狩猟を体験しに出掛けたのでございます。

上空から見るニュージーランドは牧場がいっぱい。 ちょうど、北海道のような風景がひろがります。
はるばる来たぜ!ニュージーランド!約11時間の空の旅でございました!
11時間っていうとアメリカに行けばロサンゼルス辺りまで行けそうだし、ヨーロッパ方面だってロンドン辺りまで行けちゃう。
けっこう遠いい国でございます。
11時間も狭い機内で何をして過ごせばいいか・・・。なかなか難題でございますが、今の飛行機はシートごとにモニターが付いていて見たい映画が見放題でけっこう飽きずに過ごす事ができるんだよね!
でも着陸2時間前くらいから映画を見始めるのは要注意!でございます。
なぜならエンディングで盛り上がってきたところで「レディース&ジェントルメン!ボーイズ&ガールズ ちょっと大事なインフォだよ~!」っと映画がしばしば中断されるのでございます!!
とらも4本目に見ていた映画の一番盛り上がるところ、アナが凍り付いてエルサを助けるところで「レディース&・・・」が始まって途切れてしまった!!いいところなのに!
結局、終わりまで見たくて着陸して他の乗客がみんな下りきっちゃうまで映画を見ていたんだな!
他の乗客がいなくなった途端にあんなにやさしかったスッチーのお姉さま方が「ガチャンガチャン!」と片づけを始めて、
とらに「お客さん、看板だよぉ!」と無言のプレッシャーをかけてくるのでございます。
「・・・ニュージーランドまで来て「アナ雪」観てんのかよ…。」とのツッコミを頂いちゃいそうなのですが、映画館で見るチャンスを逸してしまったんだよね。
ハッピーエンドで良い映画だったな! うん。

無事にオークランド国際空港に到着!雨雲がとれてきれいな虹がで迎えてくれました!
ニュージーランドに来たら ニージーランド だったんだな。
入国審査の係官はキューートなお姉さんで ニコニコ しながら ポンッ❤! って入国のハンコを押してくれた!
虹とキュートなお姉さんにで迎えられて、出足は好調! 早くもこの旅の成功を予感させてくれたんだな!
人って第一印象が大切っていうけれど、国もそうだよね。
入国審査で「なんか悪い事しに来たんじゃねーの?」みたいな対応されると途端に国全体のイメージが悪くなっちゃう・・・。
以前、トランジットで滞在した東ヨーロッパの某国では一晩空港のホテルに軟禁されて廊下に出ると監視人がいたりして
コワい印象しかないんだな。
外国人は少人数のグループに分けられて案内&監視の美人さんが付いてくれたんだけど、何かちょっと冗談を言ったら
「ニエット!」とか言ってミニスカートの下からすぐ拳銃が出て来そうな感じだったんだ。コワッ!
映画007の「ロ■アから愛をこめて」に出てくるような女スパイそのままの美人さんだったけどコワさが勝っちゃったね!
翌日、目的地のフィンランドに向ったんだけど飛行時間はたったの1時間。そのために一晩軟禁されてコワい思いもして・・・。
「けっ!ホテル代稼ぎたいだけじゃぁないの?」」なんて毒づいてしまった。
それ以来、タラバガニとかその国からの輸入品は買わないようにして、地道な不買運動を続けているんだよね。
キュートなお姉さんの国、ニュージーランドの物は 積極的にどんどん買う事に決めちゃった!

猟場に向かう途中、街の狩猟屋さんに立ち寄りました。丁度カモ猟の解禁を控え、セール中!
今回のニュージーランド訪問の目的はズバリ 狩猟 。
日本で狩猟をするには猟銃所持許可を取ったり、高額な狩猟税を納めたり、銃を撃てるエリアが細かく決められていたり、
それでいて年に3カ月しか狩猟ができなかったりとなかなかハードルが高いのは皆さまもご存じの通り。
しかし、ニュージーランドは人口の8%近い国民が猟銃を所持している猟銃大国で銃所持や狩猟についてルールが寛容な国なのでございます。
ヤギやシカは「外来種」のため、猟期以外でも撃てるし、土地所有者の許可があれば狩猟エリアも比較的自由、日本では禁止されているサイレンサー(消音機)の使用や夜撃ちも禁止されていないんだな。
また日本では「散弾銃を所持して10年を経ないと所持を申請できない」ライフルについても16歳以上なら所持登録ができる。
とらは数年後には持つであろうライフルを使った狩猟の感触を一足先に掴みたくて今回の訪問を決めたんだな。
狩猟大国ニュージーランドとはいえ、外国人が勝手に銃を持ってバンバン獲物を撃つ事はさすがにできない。
でも、地元に住んでいて銃の所持許可を得た人が同行していれば猟銃を撃つ事も、狩猟をすることもできるんだよね。
「アウトフィッター」と呼ばれるアウトドア活動全般をサポートするガイドの方に付いて、様々なニュージーランドの狩猟事情を案内してもらったんだな。

お店の中は狩猟のムード満点!天井から下がっているヘリコプターは狩猟で使っていた「ガンシップ」
各地にチェーン展開しているお店だそうでございます。日本でいうと上州屋かWILD-1って感じ?
狩猟用ウエアや様々な備品、実銃まで豊富な品揃えでございます!
ちなみに天井から下がっているヘリコプター、ロビンソンR22という自家用ヘリでも使われている小型ヘリコプターですが
1980年代にシカが全国で大増殖した時にヘリからシカをバンバン撃つプロハンターが使っていたものだそうです。
捕獲したシカはヘリに括って降ろして肉に加工されて輸出にずいぶん回ったそうでございます。
駆除したシカを無駄にせず食肉利用する仕組みができている事は素晴らしいな。早く日本でも同じ仕組みができればいいな。
ちなみに「シカが大繁殖したため、ヘリコプターを使った大規模な駆除を行った」時のシカの増え方はどのレベルだったかと言いますと
「人里に出てくることはあまりないけれど、山の中で下草の植物を食べ、木を枯らし、在来植物の生態に脅威になり始めた。」くらいのレベルで大規模駆除が始まったらしい…。
ひるがえって今の日本。
シカの大増殖によって貴重な高山植物まで食害されている。標高の低い地域の植物は食べ尽くされて掃き清めらてた公園の様な有様、道路への飛び出し、中山間地の畑の作物食害は日常…というレベルでニュージーランドでの大増殖の比じゃない気がするんだよね。

店内には狩猟ツアーのパンフやカタログも充実!
日本で云うとラフティングツアーや登山ツアーのノリでございますかな。

散弾銃の弾が床に無造作に置かれておりまする。 日本では考えられない光景でございます。
何より異国に来たことを実感したのでございます!
猟銃に親しむお国柄、「散弾銃の重い弾を使って犯罪をするようなバカなヤツはいない。」という考え方なのでしょうか?
もっと強力な銃が出回っている、犯罪に使われるのはそっちだろう、という事でございましょうか。
コンパクトで軽い22小口径ライフルなんかもあるし、サイレンサーも売っているから、いまさらバカ重い散弾銃なんか使って…って感じでしょうか。
ちなみに自動小銃のような軍用銃も出回っているようですが、これらの使用と所持には特別な許可が必要だそうです。
ヘリコプターからシカを狙うプロハンターレベルの狩猟者でないと所持できないとの事。

同じ牧場の中にある牧場主のお宅にファームステイしました
到着日当日は空港から200㎞程移動して猟場に到着。少し射撃練習をして銃に慣れて早めに宿に入ってゆっくり休みました。
お世話になった猟場は個人の牧場。 いくつもの丘陵地を柵で囲って牧場にしてヒツジと牛の飼育をしています。
こちらの牧場は粗放的な牧畜をしていて牛舎など屋根もない土地に放し飼いでございます。
そんな牧場内には野生化したヤギが棲んでいて牧草を食べてしまう、と牧場主には不評。
牧場主は狩猟者を自分の土地に受け入れる事で、野生ヤギの退治ができて、さらに宿泊を受け入れる事、狩猟ツアーのお手伝いをすることで収入の足しにもなっている様子。
ちなみに野生ヤギは食用にできないのか、と申しますと臭いがきつくて食用には向かないのだそうでございます。
しかし、中東の皆さんはヤギを好んで食べるそうで、一部のヤギは生体捕獲をして、イスラム教の方式に則った屠畜をして(日本でも最近名前を聞くようになったハラルフード)それらの国々に出荷されているそうでございます。

北海道のペンションみたいな部屋からみた風景
11時間の旅の疲れを休めるべく今日は早めにお休みでございます。
いつになったら狩猟の話題が出てくるかって?
ブログ ・ニュージーランド編はしばらく続くのでございますので、ごゆるりとお付き合いいただきたいのでございます。
いっぱいお金使ってきちゃったからブログネタもしばらく引っ張らないとモッタイナイ!
洋行帰りになってもセコさが抜けないとらでございます。
※お知らせ! 登山シーズンももうすぐ。
「今年こそ富士山に…」という皆さまに少しでも快適に登ろう!っと富士山練習企画をご提案します!
Hug! Hug! Nature HP
ニュージーランド狩猟体験のおススメもアップしております!
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