丹沢行くならヤマビルに注意!

2011-08-03
とらです。

宮ケ瀬から入って丹沢山まで登るルートの往復を歩いてきましたが今回の印象はヒル!


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登山道に入ってすぐに目にする「クマ注意!」の看板です。

富山県の雲の平の奥地でクマと出会ったことがあるとらは一人で山に入る時はクマスプレーを持参するようにしています。

野生動物って敏感な耳と鼻で常に周りの状況を注意しながら動いているもの、だから鈴をつけていれば大丈夫!っと考えていたのですが雲の平で出会ったクマは何か考え事をしていたみたいで前を注視したままでひょいっと登山道に出てきました!

私とわずか10メートルくらいの距離…。

それでも気づかない様子だったので「お~い、人間がいるよ!」と声をかけて、それでやっと気が付いて大慌てで逃げて行ってくれました!

そんな事があったので鈴だけでなくスプレーも持参するようにしているのですがそのクマの素晴らしかった事!

朝日に真っ黒な毛がツヤツヤと光ってて太い脚がもくもく動いていて…素敵な動物でした!

丹沢では雪の上に点々と残るクマの足跡を見たこともありました。
遠くに視線を移すと港とランドマークタワーがクマの足跡と一緒に目に入ってきて痛快でした!
一国の首都からほど近い山にクマが生息している国ってそうそうないんじゃないでしょうか。

そういえは、蓼科山で出会ったアナグマも登山道をひょこひょこ歩いていて私に気が付きませんでしたし、
ウサギが足に当たったこともありました。

とらが山を歩くときは自然と同化してしまっているからでしょうか?もしくは動物たちに無視されるほど存在が薄い?

野生動物って意外とボ~っとしながら歩いているのかもしれませんので皆さんもご注意を。




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「クマ注意」の看板に少しビビリながらも山歩き開始です!

緑もきれいで日も差してきて良い感じなのですが登山道の両側の植生が明らかに違います。
日当たりのよい東南の斜面は針葉樹が植林されていて暗い感じです。

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針葉樹の林の中はこんな感じで下草も生えていません。

これではシカなどの野生動物が食べるエサがなくなってしまいますね。

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やはり餌がなくて木の皮をかじるシカが多いせいでしょうか、山のいたるところにネットが張り巡らされていました。
柵を乗り越えるための梯子までありました。…これではシカの被害はある程度防げるかもしれませんが動物の自然な往来も妨げてしまいます。

丹沢にはツキノワグマが20~30頭生息しているといわれています。
丹沢山系は周りをぐるっと国道で囲まれた閉鎖された山のため、動物の広い往来ができ、種の孤立化を防ぐための「緑の回廊」の必要性が言われています。
山を結ぶ回廊も必要ですが、まずは山の中で動物たちの自由な往来ができることのほうが先決のようです。



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いのししが木の根を掘り起こした跡のようです。

今回、直接、動物を見る事はできませんでしたがシカやイノシシが増えているのであろう痕跡をあちらこちらで見ることができました。
「シカが増えている。」という話を新聞やニュースで見聞きしますが確かに丹沢でもシカといのししの気配が濃厚になってきたようです。


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いのししが歩いた跡のようです。足の短いいのししは腹をするのでシカよりもはっきりした跡が付きます。



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そして、今や丹沢周辺でたくさん増えているヤマビルです。
ちょっと足を止めたらすぐに這い上がってきます!

ヒルが気になって楽しく山歩きができないほどです。

このヤマビルも以前は山奥深くにしか生息していなかったものがシカに付いて生息域を広げていると言われています。


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ヒルは獲物に食いつくと血液の凝固を阻害する物質を出して吸血するのだそうです。
私も注意していたのですが噛まれてしまいました!

ちょっと噛まれただけで跡が残ります。気が付かないでいると血がべっとり!っということもあります。

…しかし、いつ通るかわからない獲物をひたすら待ち続ける忍耐力と靴に踏まれたわずかな隙に這い上がるたくましさ、本能とはいえあっぱれであります。

…オマエタチも必死に生きているんだなぁ、と思わず感情移入してしまいそうになりましたが、血は吸わしてやりません。





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登山道を歩いていると何やら大きなきのこがありました。


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けっこう大物でしたが立ち止まるとヤマビルの餌食になるので写真だけ撮ってパス。


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宮ケ瀬から丹沢山まで往復約5時間であわただしく降りてきました。下山後に全身をくまなくヒルチェック!
リュックの隙間に潜り込んでいたヤマビルを発見!

とにかく、ヤマビルが多くて休憩も取れないのであまり楽しい山歩きではありませんでした。

とらは皆さんにヤマビルの活動時期の山歩きはお奨めはできません。

…ヤマビルの活動時期も地球温暖化でどんどん長くなってきているようです。

このままでは丹沢は冬にしか山歩きが楽しめない山になってしまうのでしょうか…。

いえいえ、ヤマビルを運ぶシカやイノシシをもう少し適正数まで減らすことができればヤマビルの被害も減らせる事ができることでしょう。


日本全国で増殖しているシカやイノシシ。

里山に人が住まなくなり、耕作をやめた畑が増えて動物たちが身を隠しながら人の近くまで来れるようになった、地球温暖化で冬の降雪量が減り、越冬しやすくなった、など様々な原因が言われていますが、確かに増えすぎた動物が思わぬ被害を生み出しているようです。

「食べるを楽しむアウトドア」を提唱するとらは、増えすぎてしまったシカやイノシシを食べる事を皆さんにご提案したい!

シカはフランス料理では定番のごちそうですし、イノシシだって豚のご祖先様ですから豚カツにして食べても美味しくないわけがありません!
単なる豚カツにしただけで「元祖」や「本家」を名乗れるかもしれません!!

「野生肉は臭いし、硬くて美味しくない。」というご意見もあるかもしれませんがそれは肉を取ることが目的でない狩猟でとった肉だったかもしれません。

肉を得ることが目的で狩猟された獲物の肉はちゃんと血抜きがされ、腐りやすい内臓がすぐに取り除かれて冷やされるので美味しい肉になります。

また、取れたてのお肉より冷蔵庫で4日間ほど寝かして血をさらに抜いて熟成させるとさらに美味しく食べれます。

狩りにもちょっと興味があるとらは野生肉の話になると語ってしまいますが、野生肉のお話はまた別の機会に。


ヒルに噛まれながら写真撮りました。よろしければポチッとお願いします!


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